令和になる前に振り返る! 平成の30年間に巻き起こったクルマのブーム8選 (2/2ページ)
いまや当たり前となったジャンルも平成に確立!
5)ワゴンブーム
それまでは見栄の象徴だったり、走りでブームになっていたが、ライフスタイルと関連してブームになったというのは平成らしい点だ。きっかけはワゴン専用で初めて開発されたレガシィツーリングワゴンで、瞬く間に大ヒット。
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本格的な対抗馬はなく、ひとり勝ちではあったが、トヨタ・カルディナや日産アベニールが加わり、一大ブームとなった。三菱リベロやマツダ・カペラワゴン、トヨタ・カローラワゴンなど、小さめのサイズのワゴンもヒットした。これとともにアウトドアブームが発生したのにも注目だし、ドレスアップブームも発生した。
6)ミニバンブーム
ワゴンもいいけど、もっと人も乗れるし、荷物も積めるミニバンがいいということで、ブームが到来。5ナンバーの箱形はホンダ・ステップワゴン、トヨタ・ノア/ヴォクシーなどが人気に。
また走りも重視したホンダ・オデッセイや豪華な日産エルグランド、トヨタ・グランドハイエース(のちのアルファード)など、ミニバンのなかでも多様化したのも注目である。また先取りしすぎてブームに乗れなかった、マツダの初代MPVもあった。
7)SUVブーム
ミニバンと入れ替われる形で発生したのがSUVブームだ。ミニバンブーム世代が子育てを卒業したけど、便利なのがいいなど、理由はさまざまだが、現在も進行中だ。
8)コンパクトカーブーム
昭和の時代もリッターカーブームがあったが、どうしても遜色があったのも事実。トヨタのヴィッツをきっかけにしてそのイメージは一転。欧州車的な、コンパクトでもデザインも走りもいい、というクルマが続々と登場した。大ブームとまではいかなくても、ひとつのカテゴリーとなったのは地道なブームと言っていいだろう。