便利でなければクルマじゃない……派必見の収納力抜群の軽&コンパクトカー5選 (1/2ページ)

クルマの中をスッキリ保ちたいなら収納にこだわる

 進級進学、引越しや模様替えと、何かある人もない人も、なんだか知らないがやたらとバタバタする春。それに伴う用事やお出かけも増えて、気がついたらクルマのなかまでゴッチャゴチャ。な〜んて人も多いのではないでしょうか。

 ハイ、じつは我が家がそんな感じです。車内にはスタッドレスから夏タイヤに戻すための工具にはじまり、寒いかなと持って出たコートが使わずに置きっ放しだったり、頂きもののお菓子やタオル、送別会で配るために買ったプチギフトの山など、普段はまったくありえない荷物たちが車内を占拠しております。これ、なんとかならんモンですかねぇ〜〜。

 こんな時、やっぱり頼りになるのは収納スペースが優秀なクルマたち。積みやすさや整理整頓をちゃんと考えて、使いやすく作ってあるクルマだったら、こんなコトにはならないはずなんです。ということで、今回はコンパクトカーや軽自動車で、人が快適に乗れる乗用タイプでありながら、収納スペースがスゴイ! というクルマたちをご紹介したいと思います。

1)ダイハツ・ウェイク

 まずは軽自動車から選ぶと、とにかく高い天井とワザあり荷室が素晴らしい、ダイハツ・ウェイク。ハイトワゴンタイプの中でもひときわ高い1835mmという全高を生かして、荷室の高さは114cmを確保。だからこれだけでも相当な荷物が積めますが、なんと床下収納もたっぷり90リットルあって、デッキボードを立てればかなり背の高い荷物も積載可能です。

 さらに、そのデッキボードの裏に折り畳みの脚があり、立てれば収納棚のように2段に分けて荷物を整理できるのがスゴイ。これがあれば、たくさん積んでも下の方にある荷物だってサッと取り出せるし、とても使いやすいですよね。また、掃除がしやすい防水素材のイージーケアフロアなので、後始末を気にせずガンガン使えるし、室内にも15ヶ所もの収納があるので小さな物もスッキリ片付くのが嬉しいですね。

2)ホンダN-BOX

 お次はとにかくフロアが低く、シートアレンジも簡単かつ効率的で使いやすい、ホンダN-BOXです。荷室の開口部幅が112cmもあるというのは、軽乗用車ではトップレベルの大きさで、フロアが地上からわずか47cmというのも驚異的な低さ。後席のスライドやダイブダウンもしやすいし、座面を跳ね上げるチップアップ格納ができるので、後席スペースまで「もう一つの荷室」として多彩な使い方ができるのも魅力です。

 さらに、N-BOXにはスロープタイプがあって、荷室のフロアを引き出すとスロープとして使えるという大技が! もともとは車椅子など介護に使えるようにと生まれたものですが、家庭菜園が趣味なら小型耕運機を積んだり、ミニバイクや子供の自転車を積んだりする時にも、スロープがあったらすごく便利ですよね。日常生活から趣味まで、幅広い用途に役立つスロープタイプは、N-BOXならではです。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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