車検証記載の「車体の形状」の意味は? たった3種類しかないその分類とは (2/2ページ)

保険はもちろん車検の検査項目などに差はない

2)ステーションワゴン

 ステーションワゴンといえば、かつてのスバル・レガシィ、いまのレヴォーグなどをイメージする人が多いはず。もともとはセダンがベースで、その車体後方を荷室化したのが正統派のステーションワゴン。というわけで、レガシィアウトバックやレヴォーグ、マツダ・アテンザワゴン/マツダ6ワゴンなどは、当然「ステーションワゴン」になる。

 そのほかにもミニバン各車やSUV、クロカンなども車検証上は「ステーションワゴン」。カローラフィールダーや、プリウスα、ホンダ・シャトルやジェイドなども「ステーションワゴン」という扱いだ。

3)幌型

 これはいわゆるオープンカーのこと。ロードスター、コンバーチブル、カブリオレ、バルケッタ、ドロップヘッドクーペ、スパイダーなどはみんな「幌型」。名前のとおりソフトトップが基本だが、メタルトップでも屋根が完全に解放できるタイプは「幌型」。一方で、Tバールーフやタルガトップは、ハードトップの一種で、車検証では「箱型」という扱いになる。

 このように車検証での分類は3つしかない「車体の形状」だが、維持費や保険料、車検の検査項目などに基本的な違いはないので、単に記号的な意味しかなく、ユーザーとしてはあまり深く考える必要がない項目といえる。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

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