車検証記載の「車体の形状」の意味は? たった3種類しかないその分類とは (1/2ページ)

なんと分類方法はメーカーの自己申告制!

 普段、あんまりじっくり見たことはないかもしれないが、車検証には右端の上の部分に「車体の形状」を示す欄がある。乗用車のボディ形状というと、一般的には一番ベーシックな4ドアセダンのほか、クーペ、SUV、クロカン、ワゴン、ミニバン、ハッチバック、オープンカー、クロスオーバー、1BOXといった分類になっている。

 ところが、車検証の「車体の形状」は乗用車の場合、「箱型」「幌型」「ステーションワゴン」の3種類しかない。つまり、上記のクルマも車検証の上では、この3つのどれかに分類されていることになる。しかも、その分類方法に明文化された基準はなく、メーカーの申告によって登録が決まる! ゆえにハッチバックやSUVなどは、クルマによって「箱型」だったり「ステーションワゴン」だったりと、バラつきがあって面白い!? とりあえず、この3つの分類方法を整理してみよう。

1)箱型

 レースでは、ツーリングカーのことを「ハコ車」といったりするとおり、セダンやクーペこそ「箱型」の代表格。ミッドシップのスーパーカーやポルシェなども車検証では「箱型」の仲間。

 ハッチバックのコンパクトカーや軽自動車のハッチバック(トールワゴン)も「箱型」が多いが、ホンダのフィットなどは「ステーションワゴン」となっている。メーカーの申告次第なのでとくに基準があるわけではないが、概ね、1.5リッター以下のハッチバックは「箱型」。2リッタークラスより上のハッチバックは「ステーションワゴン」というイメージだ。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

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