ワックスは薄く伸ばすのが基本
洗車場などでワックスをかけるときに、クルクルと円を描くように塗り込んでいる人をよく見かける。このような手法でワックスをかける人は昔からいるが、じつはこの塗り方はNGなのだ。
確かにこの塗り方だと、やった気はとてもする。実際、コイン洗車場で隣の人が熱心にクルクルとワックスをかけていたので理由を聞いたところ、「ワックスがけはこうでなくては」的な答えが返ってきた。作業としての充実感はあるのだろう。
しかし、まずワックスがけの基本として薄く塗るというのがある。結局、ほとんど拭き取ってしまうので無駄が多くなるというのもあるし、塗りムラを防ぐというのも理由だ。円を描くと重なる部分が非常に多くなって、無駄がやたらと増えてしまうだけ。塗り漏れが怖いという声も聞くが、重ねすぎもよくない。
この点での正解は縦横、直線でできるだけ薄く伸ばすように塗っていく。縦もしくは横だけだと、確かに塗り漏れが出てしまう可能性が高まるが、それは縦で塗った後に、横でもう一度塗ることで防ぐことができる。