欧州は脱ディーゼルが顕著! それでも日本はディーゼル車ファンが消えないワケ (1/2ページ)

ディーゼル車の高い車両価格は免税でカバーできる

 日本では未だに高い注目度を集めるディーゼルエンジン搭載車。一方、欧州ではすでにディーゼルエンジンから電気自動車(EV)へのシフトが着々と進みつつあり、脱ディーゼルへ歩みを進めるメーカーも登場するほどだ。そんななかでも日本でディーゼルエンジンを求めるユーザーが消えない理由は何なのだろうか?

 第一に挙げられるのが、税制面での優遇ではないだろうか。今後はどうなるか分からないが、現状ではクリーンディーゼル車はエコカー減税の対象車となり、新車時の取得税や自動車重量税が免税となる。

 ガソリンエンジンモデルも併売する車種で見ると、車両価格で数十万円高額なディーゼルエンジン搭載車ではあるが、免税効果を考えると支払額の総額は小さくなるのである。そして燃料代の安い軽油を使うということで、トータルでの出費が少なくても済むような気がするのだろう。

 ただし、燃料代は少なく済むかもしれないが、ディーゼルエンジン専用オイルはガソリンエンジン用オイルよりも高額であったり、車種によっては排気ガス浄化システムにAdBlue(アドブルー)を使用する車種もあったりするので、使い方によってはランニングコストでも大差がない場合があるので注意が必要だ。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
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長距離ドライブ
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