どこからか聞こえるも特定できない不快なクルマのビビリ音! 主な原因4つとその対策  (1/2ページ)

一度気になってしまうと耳から離れなくなってしまう……

 クルマというのはさまざまな路面や環境下を走るものなので、音を消すのは無理だ。ただ、そのなかで心地いいものをできるだけ残し、不快なものを消すという努力がなされている。不快な音の代表格といえば、ビビリ音だろう。最近はさすがに盛大かつあちこちから聞こえてくるということはないが、完全に消滅したわけでもない。今回はその原因と対策を見ていこう。

1)内装の組み付け不良

 昔から言われるビビリ音の原因は、内装を中心としたパーツの組み付けが多かった。要はキッチリと付いていなくて、すき間が空いているのでブレたり、擦れたりして異音が出るというのが理屈。

 さすがに精度が上がった最近のクルマではほぼなくなったが、新車で出るのは生産時の組み付け不良の疑いもあるので、ディーラーに相談したほうがいい。脱着しての組み付け確認などの対策をしてくれるはずだ。また、構造的な原因の場合でもディーラーに持ち込むことで、メーカーに情報が上がり、根本的な対策がなされることもある。(写真はイメージ)

 中古車の場合は、経年ですき間が大きくなってきて異音がする場合もあって、この場合は場所を特定してビビらないように固定したり、すき間にシートを入れたりして対策する。

2)ネジの締め忘れ

 エンジンルームや内装などで、パーツを脱着したときにネジ類を完全に締め付けていないとビビリ音が出ることがある。この場合は細かくて小さなビビリというよりも、大きめでスピードに合わせて大きくなっていくのが特徴だ。原因を探っていくと、こんな小さなものであんな音が出ていたのかと驚くこともあって、クルマの音対策がいかに大変かもわかる。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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