即点検のアラートも! クルマの「無視してもいい異音」と「ダメな異音」 (1/2ページ)

エンジンルームから聞こえる異音は修理が必要なことが多い

 大事に乗っていた愛車であっても、ある程度の年数や距離を重ねてしまうと、各部に摩耗や不具合が出てきてそれまで聞こえなかった異音に気付くことがある。

 異音は通常発することがない音だからこそ「異音」というわけで、放っておいていい異音というのは本来ない……。ただし、ダッシュボード付近からの樹脂パーツが軋むような音やウエザーストリップが弱ったことによる風切り音だったり、シートの軋み音(シートレールの取り付け状態などは要確認)などは比較的無視しても構わない。

 一方、エンジンルームから聞こえてくる異音は早期の点検、修理が必要な場合が多いので要注意。たとえば、よくあるのは「キュルキュル」といった音。これはVベルトが滑ったり緩んでいるときの音。似ている音で「キューキューキュー」という音だとウォーターポンプが怪しい。

「バフバフ」「ボフボフ」はパイピングの抜け。「バラバラ」は、マフラーなど排気系からの排ガス漏れを疑う。エンジンをかけたときに「ヒョヒョッヒョ」とおかしな音がすれば、スターターモーターのグリス切れかも。「バスンバスン」ときれいに爆ぜないときは、点火系のトラブルで、1気筒点火していないケース。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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