クルマによってタコメーターの数字が異なる! 「回るエンジン」と「回らない」エンジンの違いとは (1/2ページ)

エンジン回転数の限界は、ピストンが往復運動をする際の速度と関係する。その速度はどのように導き出されるかというと、ピストンストロークによる。
エンジンのピストンは、上死点と下死点で速度がゼロになり、ストロークの中間で最高速になる。たとえば排気量2000ccの直列4気筒エンジンであれば、1気筒の排気量は500ccとなり、ボア(燃焼室径)×ストローク(ピストン往復距離)が、約86mmだとすると、これをスクエア(四角)と呼ぶ。これよりボアが小さくストロークが長い場合はロングストローク、逆にボアが大きくストロークが短い場合はショートストロークのエンジンといわれる。以上のように、エンジン排気量が同じでも、ボア×ストロークの設計の異なるエンジンが存在するのだ。
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