【試乗】虻も蜂も取ったメルセデスAMG A 35! ハイパワーでありながら扱いやすい仕上がりは女性にもマッチ (1/3ページ)

精悍なデザインと「タダ者ではない」存在感

 究極のハイパフォーマンスを追求するために、ボディ、サスペンション、エアロダイナミクスなどAMGが入念に手を入れた渾身の1台。そんな「AMG A 35 4MATIC」を目の前にすると、落ち着いたなかにもひしひしとタダ者ではない迫力が伝わってくる。

 AMGらしいツインブレードのフロントグリル、ルーフスポイラーや大型のデュアルエグゾーストエンドなど、見れば見るほどそれは特別なエッセンスに満ちていた。

今回の試乗車は、発表記念特別仕様車のEdition 1だけに、デニムブルーと呼ばれるボディカラーや、マットテックゴールドが配された19インチAMGマルチスポークアルミホイールなど、より精悍な雰囲気が増している。

 アクセントステッチが素敵な専用のマグマグレー×ブラックレザーのDINAMICAパフォーマンスシートに身を預けると、インテリアも特別感でいっぱいだ。

ナッパレザーの“Edition”ロゴ入りAMGパフォーマンスステアリングは手にしっくりと馴染み、大きなデジタルインフォメーション画面でスッキリとしたインパネは、視線移動が少なく広い視界の確保にも貢献していると感じる。

 スタートボタンで目覚めさせたのは、最高出力306馬力、最大トルク400N・mを誇る2リッター直4ターボエンジン「M260」。フォンフォンッと猛々しい音が響き渡り、ゾクゾクと高揚感を煽ってくる。それでもアイドリングは静かで振動も小さく、上質感を忘れていないのがAMG A 35だ。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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