EQシリーズだけじゃない! メルセデス・ベンツブースは環境重視の新モデルが続々【東京モーターショー2019】 (1/2ページ)

ますます存在感を増すEQシリーズの新モデルがアジア初公開!

 メルセデス・ベンツ日本は東京ビッグサイトの南展示棟 南1ホールにブースを構える。広々としたエリアにはアジア初公開となるEQシリーズ最新モデルやジャパンプレミアの新型モデルなどがズラリと並ぶ。今回は新型車や参考出品されたモデルを中心に、メルセデス・ベンツブースをご紹介していこう。

 今回アジア初公開となるVision EQSは100%電動のラグジュアリーセダンだ。デザインは「ワンボウ(ひと張りの弓)」型のシームレスな外観によって、ダイナミックで力強く堂々たる存在感を醸し出している。

 小型の電気モーターを各アクスルに備えることで、総合出力350kW以上というパフォーマンスを発揮する。航続可能距離はWLTPサイクルで最長700km、バッテリーを80%まで充電するために必要な時間は20分未満と効率的なクルマに仕上げた。

 特徴的なのは照明機能だ。テールランプはスター型に光る229個の独立したLEDで構成し、ボディとの一体感を高めたほか、EQファミリーのトレードマークでもあるブラックパネルグリルは、940個の個別に起動するLEDとスリーポインテッドスター1個で表現する。

 シートはクリスタルホワイトのマイクロファイバー「レザーDINAMICA」にダイヤモンドパターンのステッチ末端にローズゴールドのハイライトをあしらい、高級感を一層引き立てる。また、車両機能の操作を大型ディスプレイからタッチコントロールで行うほか、運転席と助手席にはサイドディスプレイを備えた。

 同じくEQファミリーの一員となるスマートEQ fortwoは欧州仕様車を参考出品。100%電気駆動で走行するモデルで、最大トルク160N・mを瞬時に発生させ、強力な加速感をもたらす。航続可能距離は約147〜159kmとし、どこでも素早く充電できる車載充電器をオプション設定するなど使いやすさも向上している。

 エンブレムなしのVシェイプグリルのデザインを用いることで、初代モデルのスタイリングを蘇らせた。ヘッドライトやテールランプも変更し、おしゃれでスタイリッシュなデザインとなっている。内装にも新型センターコンソールのほか、新世代インフォテインメントを採用してより使いやすく進化した。

 世界で唯一の燃料電池プラグインハイブリッド車「GLC F-CELL」も披露。水素を燃料にして発電するほか、燃料電池車でありながらプラグを介しての充電や回生ブレーキによって発電した電気をリチウムイオンバッテリーに蓄電し、その電気を動力にできる。水素のみでの航続距離はおよそ336kmという。

 エクステリアにはEQブランドの象徴であるブルーのアクセントが入ったフロントグリルとサイドスカート、リヤバンパーを採用。また、サイドには「F-CELL」のロゴが入ったデカールを装着した。テレマティクスサービス「メルセデスミーコネクト」も標準で設定している。日本での発売は2020年中頃の予定だ。


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