往年の名車がスクリーンで活躍! 天才エンジニアが主人公の映画「ジョン・デロリアン」が12月7日公開

新車同然に整備されたDMC-12が撮影のために30台も集結!

 かの有名なタイムトラベルをテーマにした名作「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズに、主人公が乗るタイムマシンとして活躍したのがデロリアンDMC-12だ。その名車を開発し、世に送り出した自動車エンジニアの激動だった人生を描いた初の伝記的映画「ジョン・デロリアン」が、12月7日(土)より公開される。

 60年代当時、史上最年少でゼネラル・モーターズの副社長を務め、ポンティアックGTOなど今も世界中で愛される名車を手掛けたジョン・デロリアン。そして、そのジョン・デロリアンの隣人で、麻薬密売の現場をFBIに抑えられ、罪に問われないために麻薬捜査の情報提供者となったジム・ホフマンのふたりを軸にストーリーが描かれている。

 ジョン・デロリアンの理想を具現化したDMC-12が生産されたのはわずか3年半。自らが社長となった会社も倒産してしまうのだが、それを決定づけたと言ってもいい出来事がジョン・デロリアンが麻薬取引で逮捕されるというスキャンダルだった……。

 そんなジョン・デロリアンを主人公にした映画だけに、もちろん名車たちがスクリーンに登場する。デロリアンDMC-12はもちろん、ポンティアックGTOなどが活躍するという。撮影時に使用されたのは、もちろんすべて本物。現在のオーナーが完璧に整備された、30台以上のデロリアンDMC-12が撮影現場に勢揃いしたという。

 その撮影現場にはプエルトリコが選ばれ、80年代に建てられた邸宅がズラリと並ぶ地区に、古き良きアメリカの雰囲気を見事に再現した。また、ポンティアックGTOは現地で見つけ出して撮影に使われたというから驚きだ。

 希少な名車が颯爽と駆け抜けるシーンはとても貴重。ぜひスクリーンでその姿を確かめてみてほしい。


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