【噂の真相】クルマは走行距離が伸びるにつれて燃費が悪くなるって本当? (2/2ページ)

定期的なメンテナンスさえ怠らなければ燃費性能は落ちない!

 こちらもやはりさまざまな部分が消耗、劣化を起こすため、徐々に本来の力を発揮できなくなるというのは否めない。ただ、キチンと定期的なメンテナンスを実施し、修理が必要な部分はしっかり修理しながら乗り続けているような個体であれば、そこまで明らかな燃費低下は起きないというのが、ポンコツ車ばかり乗り継いだ筆者の経験則である。

 たとえば、現在も保有する1981年式の国産車は、当時のカタログ燃費(10モード燃費)で15.0km/Lであったが、実燃費の平均で約14.8km/Lと新車時の水準を保っている。また、最近購入したすでに12万キロを走破した車両も、14.2km/L のカタログ燃費(10・15モード燃費)を超えることもあり、悪いときでも12km/Lを下回ることはない。

 もちろん、実燃費は個々の乗り方や走行のシチュエーションによっても大きく異なるため、一概に言えない部分もあるが、メンテナンスさえ怠らなければ極端に燃費性能が落ちるということはないと言えるだろう。逆に明らかに燃費性能が落ちている車両については、なにかトラブルを抱えている可能性もあるのではないだろうか。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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