【試乗】メルセデス・ベンツE350deは日本待望のパワーユニット搭載! 速くて静かで言うことなしのデキ (2/2ページ)

じつに700N・mのシステム最大トルクで圧倒的な加速力を誇る!

 実際に走らせて見ると、EVモーターによる発進でスムーズかつトルクフルで、法定最高速度内ならエンジンを始動させずに加速、走行できる。インテリジェントアクセルペダルが採用されていてエンジン始動手前になるとアクセルの踏み込み抵抗が増す「プレッシャポイント」が設定されていてエンジンの始動をドライバーがコントロールできるのだ。

 2リッター直4ディーゼルターボは最高出力194馬力/最大トルク400N・mを発揮し、電動モーターは122馬力、440N・mを瞬時に引き出せる。システム総合出力としては306馬力/700N・mとなり圧倒的な動力性能を誇ってもいるのだ。

 走行中にエンジンが始動しても4気筒特有の振動はほとんど感じられず、エンジン音も雰囲気を壊さない品のいいサウンドだ。モード燃費はまだ未発表だが60リットルの燃料タンクを満タンにすれば1000km以上の走行は楽勝だろう。

 日本にユーザーにとって待望のディーゼル+ハイブリッド(しかもプラグイン)の登場を心から歓迎したい。


中谷明彦 NAKAYA AKIHIKO

レーシングドライバー/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

中谷明彦
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趣味
海外巡り
好きな有名人
クリント・イーストウッド、ニキ・ラウダ

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