【クルマでよく耳にする「逆輸入車」ってなに?】苦労してでも手に入れるメリットはあるのか (2/2ページ)

デメリットはあるが、日本で売っていない仕様を購入できる

 つまり逆輸入車は相当なクルマ好きのためのものとなるわけだが、メリットとしては

・自分が欲しい仕様のクルマに乗れる

・日本でほとんど走っていないクルマだけに注目を集められる

 といったことが挙げられる。

 逆にデメリットは

・(悪いとは限らないが)左ハンドルとなる可能性が高い

・排ガス規制をクリアしている証明やウインカーレンズの変更など、ナンバーを付けて日本の道を走るためには日本の法規に合格する必要がある

・整備などの際に消耗品以外のパーツをディーラーで買える可能性は非常に低い

・価格が安いということは少ない

 など面倒なことも多い。そのため相当なクルマ好き向けのものとなるのだ。

 逆輸入車を自分のものにする方法としては海外でクルマを買い、輸出から日本仕様への変更まで自分でやるという手もあるが、必要な時間や手間も考えると普通の人には非常に難しい。そのため逆輸入車を扱っている業者で買うというのが現実的だ。逆輸入車を得意としている業者に頼めば費用はともかくとして入手から整備まで任せられるので安心。

 といったことを総合すると逆輸入車は「デメリットを受け入れた上でどうしても欲しい、日本で売っていない日本車がある」という人であれば考える価値のある存在といえる。


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