【天才ドライバーでも避けられない老化!】それでもクルマを運転するなら気を付けるべきことと対策とは (1/2ページ)

老化を最初に自覚できるのは視力の衰え

 国民の4人に1人が65歳以上という、少子高齢化時代を迎えている日本。

 運転免許の保有者数で見てみると、平成28年末の運転免許保有者数は、約8,221万人で、そのうち75歳以上の免許保有者数は約513万人=6.24%という割合だ(75歳以上の人口の約3人に1人)。

 この割合は、今後毎年7%前後増加する見込みとなっている。こうした時代に、加齢に伴う高齢者の身体的特性はどう変わっていくのかを知っておくことは非常に重要といえる。

 内閣府の交通安全白書によると、「高齢者は加齢により、動体視力の低下や複数の情報を同時に処理することが苦手になったり、瞬時に判断する力が低下したりするなどの身体機能の変化により、ハンドルやブレーキ操作に遅れが出ることがあるなどの特性が見られる」とその特徴が書かれている。

 これらに対し、具体的にどう向き合えばいいのかを考えてみよう。まず、老化による影響が最初に自覚できるのが視力の衰え。中高年になると、暗くなったときにモノが見えづらくなったと思う人が多いはず。

 これは水晶体の濁り(白内障)の影響もあるが、眼鏡が合わなくなってきている可能性も高い。65歳以上のドライバーは、年に1度、できれば半年に1度は眼科医で検診を受け、運転専用の眼鏡を作ることが肝要だ。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

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