左によりがちな人はリスクが高い! クルマのタイヤのパンクを未然に防ぐ点検と運転方法とは (2/2ページ)

空気圧や溝に挟まった小石も要チェック!

 また、タイヤの側面を縁石等にこすりつけるのも、パンクの大きな原因になる。これも右側のタイヤより左側のタイヤを擦る確率が高いので、タイヤを縁石にヒットさせないためにも、左側のスペースは常にある程度余裕を持つことを心がけよう。

 メンテナンスに関しては、まず空気圧の定期的な点検が重要。空気圧の低いタイヤは荷重を支える力が低下しているので、ゴムや内部構造にストレスがかかりタイヤの寿命を縮めてしまう。また、タイヤの溝に小石などが挟まっていないかもチェックして、気がついたら取り除くこと。

 もちろん、摩耗やゴムの表面のひび割れなども大きく関わってくる。摩耗によりトレッドのゲージ(ラバーの厚さ)が薄くなってくると異物がゴムを貫通しやすくなるし、経年劣化で表面が硬化しひび割れているようなタイヤは、すでにゴムが弱っているのでパンクしやすい。

 JAFのデータでも、ここ数年、タイヤのパンクに関する出動件数は増え続けている。運転するときはできるだけ細かいゴミや異物などが落ちていないクリーンなラインを選び、工事現場付近や無蓋トラックの通行量が多い道を避けるような工夫をすると良い。また一ヶ月に一度は空気圧の調整とタイヤの目視点検をするようにして、パンクのリスクを軽減しよう。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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