異音は通常発することがない音だからこそ「異音」というわけで、放っておいていい異音というのは本来ない……。ただし、ダッシュボード付近からの樹脂パーツが軋むような音やウエザーストリップが弱ったことによる風切り音だったり、シートの軋み音(シートレールの取り付け状態などは要確認)などは比較的無視しても構わない。
一方、エンジンルームから聞こえてくる異音は早期の点検、修理が必要な場合が多いので要注意。たとえば、よくあるのは「キュルキュル」といった音。これはVベルトが滑ったり緩んでいるときの音。似ている音で「キューキューキュー」という音だとウォーターポンプが怪しい。
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「バフバフ」「ボフボフ」はパイピングの抜け。「バラバラ」は、マフラーなど排気系からの排ガス漏れを疑う。エンジンをかけたときに「ヒョヒョッヒョ」とおかしな音がすれば、スターターモーターのグリス切れかも。「バスンバスン」ときれいに爆ぜないときは、点火系のトラブルで、1気筒点火していないケース。
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