「雨でクルマが傷む」というのは本当? 新型車にもダメージはあるのか (2/2ページ)

舗装してある駐車場を選ぶと良い!

 ドアやサイドシルの内側は袋状と言われるが、単純に水が溜まりやすい構造というのも散見される。たとえばタイヤハウスの内部で、前後を見てみるとわかるようにパネルが折り曲げられていて、水が溜まりやすくなっているクルマがある。実際、手で確認すると土や砂が溜まっていることがあり、これらがあるということは水も溜まるということだし、水分を含んだ土は泥状になってよりダメージを高めてしまうのは想像がつくだろう。

 細かいところでは、地面に染み込んだ雨水が蒸発して下まわりを傷めたりもする。対策としては舗装してある駐車場を選んで停めるようにするだけでも、腐食の度合いは違ってくる。また、気になるなら下まわり専用の防錆塗料を塗っておくのもいいだろう。カー用品店などでメニューに加えているところは探せば出てくる。

 最初に触れたように、雨水が侵入してもすぐにダメになることはなく、10年後に違いが出てくる程度ではあるが、それでもダメージは少ないほうがいい。駐車する場所に加えて自分でできる対策としては、時間があれば雨が上がったら近所を一周するだけでも走ると、各部に溜まった水分を飛ばすことができる。少しとはいえ、長年に渡ると確実に違いは出てくるし、やらないよりはやったほうがクルマにとっては確実にいい。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
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遠藤ミチロウ、岡江久美子

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