老若男女問わずの熱狂はもはや伝説! 西部警察の劇中車を貴重な「ベース車カタログ」で振り返る (2/2ページ)

石原裕次郎演じる小暮課長の愛車はガゼールのオープン!

4)マシンRS/RS-1/RS-2/RS-3 (R30型スカイライン)

 西部警察パート2と3になると同じスカイラインながら、6代目にスイッチ。マシン名もRSとかなりスカイラインを意識したもの。初めにRS、パート3でRS軍団として1から3が登場した。RS-1は攻撃・戦闘指揮車でなかはコンピュータがぎっしり。RS-2は情報収集車でRS-3は情報分析車なのだが、過激なのはRS-1。エンジンは280馬力のFJ20改で、リヤから噴射するアフターバーナーを搭載し、加速力もアップ。ルーフには大口径の機関砲を2門装備していてもはや軍隊レベル。

 劇中車はNAとターボの両方があったが、やはり一番の話題は名機FJ20を積んだRSターボの登場だ。カタログも強力アピールで、赤ヘッドエンジンの写真を1ページどーん! だったりする。さらに別冊として12ページもの綴じ込みが付いていて、RSに投入される技術についてこと細かく解説しているのは大注目だ。

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5)ガゼールオープン (S110型ガゼール)

 大門の上司が石原裕次郎演じる小暮課長。モノマネでもお馴染み、ブラインド越しに外を見たり、署内でブランデーを飲むのが小暮課長だ。彼の愛車がこちらで、ガゼールにはオープンはないため、わざわざ製作したものとなっている。さらに自動車電話付き。ちなみに1979年に自動車電話は実際にサービスを開始していて、最先端のツールだった。

 ガゼール自体はシルビアの兄弟車で、レースでも活躍したものの人気は今ひとつだった。注目は日本初の「エレクトロニクスを凝縮したドライブコンピューター」を装備している点で、カタログでも大きく取り扱っている。ただし、機能も距離や時間が測れる程度の簡単なもの。計算機のような見た目だと思いきや、本当に計算が可能だ。全体的に高級感をアピールしているが、半分ぐらいはイラストだったりする。また、アメ車のトランザムみたいなボンネットにも注目。

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6)ブラック・カタナ (GSX1100Sカタナ)

 石原プロだけに、舘ひろしも出演。クールス出身であるためバイクのイメージが強く、西部警察でももちろん駆っている。その代表格がブラック・カタナだ。当時、最先端のデザインと言われたカタナを黒くしたもので、低いハンドル位置も渋い。

 最近カタナの新型が発売されておおいに話題になっているが、初代は1982年に発売された。ただし、1100ccは当時の日本では販売できず、海外専売だった。そのスタイルは画期的で世界中が驚愕し、発表されたドイツの地名を取って「ケルンの衝撃」と呼ばれるほど。その初期型をスズキ協力のもと、劇中車として登場させている。全長のショート化などはされているが、銃などの特別装備はなし。

 海外仕様を使っていたので、当然カタログは英語版。バイクのカタログだけにページ数は少ないが、エンジンの透視図が出ていたりと見応えは十分。走行シーンはフツーの日本の道だったりする。

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その他)破壊車

 西部警察をはじめとした石原プロの刑事ドラマといえば破壊シーン。記録によればなんと4700台ぐらい壊したというから凄い。もちろん新車は使われず、セドリック(230、330,430)を中心とした型落ち車&低グレードばかり。

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 ディーゼルグレードも多かったので、2冊はディーゼルのものをご用意。高級サルーンとディーゼルがいかにベストマッチかを語っているのには注目だ。今見ると、日産らしいデザインで懐かしさいっぱい。

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