まだまだ厳しい酷暑! スマホも簡単に「熱暴走」するがEVの「バッテリー」は大丈夫か

まだまだ厳しい酷暑! スマホも簡単に「熱暴走」するがEVの「バッテリー」は大丈夫か

バッテリーが熱を持つのは多くの電力を消費したり充電するときだ

 9月に入り若干トーンダウンしたとはいえ、まだまだ暑い日が続いている。ここまで暑い日が続くと不安になるのが愛車のコンディションではないだろうか。

 筆者も先日、仕事で千葉方面に向かった帰りにアクアラインで大渋滞にハマり、20年落ちのポンコツ愛車の水温計がグングン上昇して肝を冷やすという経験をしたばかりである。

 これは酷暑に加えて、渋滞によってラジエータに走行風が当たらず、周囲の車両の熱や地面からの放射熱も相まって、冷却性能が追い付かずに水温が上がってしまったのが理由(あとは20年落ちのラジエータの性能が低下していたのも要因だろう)と考えられる。

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 そこで気になるのが、電気自動車のバッテリーだ。多くの電気自動車は重量配分やスペース効率を考慮して床下にバッテリーを配置しており、位置的には地面からの熱を受けやすいように思える。そしてバッテリーは熱に弱く、熱の影響を受け続けると劣化が早まると言われている。

 となると、炎天下の渋滞はさぞかしバッテリーに影響がある……と思いきや、じつは渋滞にハマる程度ではバッテリーへの影響はほとんどないと考えていい。なぜなら、熱源となるエンジンを搭載しているモデルとは異なり、電気自動車は停車中にほとんど発熱しないからだ。

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 バッテリーが熱を持つのは多くの電力を消費、もしくは充電したときであり、走行も充電もしない渋滞にハマっている状態では、多くのエンジン搭載車よりも低い温度を維持していると言えるのである。

 むしろ高速道路をいいペースで走行し、サービスエリアでの急速充電器で充電する、という走行パターンのほうがバッテリーの温度上昇率は遥かに高い。それだけに、充電、放電のサイクルが短くなる商用利用の多い日産e-NV200や、一度の走行距離が長くなる北米市場向けの日産リーフなどは水冷のバッテリークーラーが備わっているほどなのである。

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