単なる「中古品」じゃない! いまクルマで注目される「リビルトパーツ」とは (2/2ページ)

必ずしも新品よりお得とは限らない!

 と、いいこと尽くめのように聞こえるが、デメリットや気をつけるポイントもある。まずは対応車種だ。リビルト品とはあらかじめ作業したうえで販売するので、売れる車種でないと用意されていないことがある。つまり大量生産品に近いということ。対応していない車種の場合、どうしてもリビルトしてほしい場合は、個々に対応してくれる業者を探すしかない。

 またあくまでも良質な中古をベースにして組み立て直されるものなので、新品と比べるとまったく同じではないし、場合によっては耐久性などが落ちることもありうる、というのは頭の片隅にでも置いておいたほうがいいだろう。

 そして外したものと交換が条件ということもあるのが、リビルト品の特徴だ。中古品を使うだけに、数には限りがあるのは当然のこと。なので、次にベースとなる外した部品を逆にこちらから送るというのは仕方がないが、送料も考慮に入れてリビルト品を使うコストを考えないと、あまり得にならなかったということもありうる。ただし、新品が生産中止になっている場合は、費用よりも入手すること自体が優先になるので話は別だ。

 リビルトパーツのなかには保証が付いているものもあるので、上手に使えばコストも手間も省けるし、環境にも優しいだけに、必要に応じて使用を検討してみるのもいいだろう。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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愛車
フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
趣味
レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

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