「ガソリン代」が一番苦しい? 1年間のクルマの維持費を計算してみた (2/2ページ)

総額36万5100円という結果に!

 そのほか、オイル交換(1年に1度 5000円)、タイヤ交換(4本10万円。3年に一度として約3万3000円/年)、ワイパーや洗車代などの諸々の出費が1万円。

 ここまでで、合計27万7100円!

 そしてガソリン代。マツダ3の2リッター直4の実燃費は、約15km/L。

 これで年間1万km走るとすると、使用燃料は666リットル。レギュラーガソリンが132円/Lだとすると、約8万8000円……。

 総額36万5100円になる。

 このうち、もっとも高額なのは任意の自動車保険。次いで月極駐車場代。3位がガソリン代といったところ。

 駐車場代は住宅事情や地方か都市部かでも大きく違うし、年間走行距離も個人差が大きいだろうが、それでもガソリン代が維持費のナンバーワンになることはあまり考えられない。

 もっと燃費の悪いクルマ、たとえば日産GT-R(R35)の燃費が8km/Lとして、走行距離1万km=使用ガソリン=1250リッター。ハイオク=142円/Lとして、年間17万7500円になるが、自動車保険も車両保険込みで15万円ぐらいかかるし、タイヤもワンセット1万5000~2万kmぐらいしか持たないうえに、交換すると一台分40万円コースなので、タイヤ代だけで年間20万円ぐらいは維持費がかかる。

 こうしてみると、ガソリン代の占める割合はやはりかなり大きいが、もっとも負担が大きいこともない。

 走行距離がもっと短ければ、当然ガソリン代は減らせるし、場合によっては自動車保険も割安になる。

 それにしても、こうしてあらためてみてみると、自動車の維持費はとっても高い。せめて自動車税や重量税、燃料にかかる税金(ガソリン税、石油税、二重税の消費税)などの税金がもっと安くなればいいのだが、自動車業界も腰が重いし、声を上げるユーザーも少ないので、なかなか変わりそうもない……。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
趣味
-
好きな有名人
-

新着情報