じつは多いシートベルトの「なんちゃって装着」! 警察の目は逃れられても「危険」な行為

わずかな手間を惜しんで大怪我を負っては意味無し!

 ある日、路駐しているクルマの車内をフト見ると、前の両席ともシートベルトをしている状態になっている。要は、誰も乗っていないのにシートに対してL字と逆L字にシートベルトだけがかかっていて、不思議な感じだった。

 なぜ、そんなことしているのか? しばらくはわからなかったというか、忘れていたのだが、数日後、今度はヨロヨロと車庫入れをしているクルマが前に立ちふさがった。「邪魔だよなぁ」と思いつつ眺めていると、クルマを止めたところでドライバーがさっと腕を上げて、くぐり抜けるような動作をしつつ、サッと降りてきた。

 なんでそんなに素早く降りれるのかと思いつつ、蘇ってきたのが数日前の光景。そう、つまりシートベルトを伸ばして、固定しておいて、乗るときは斜めの部分に体を入れ、降りるときはそれを逆にくぐるだけ。だから素早く降りてこれたということにこのとき気がついた。

 その後、意識して見ていると、駐車してあるクルマのなかでもけっこう同じことをしているクルマがいることに気がついた。多くはないけど、まったくないわけではないぐらいの割合だろうか。これ、誰も乗っていないと気がつくものの、人が乗っていると外からはちゃんとしているように見えるから始末が悪い。

 警察官に聞いてみても、取り締まりようがないし、法律的にもシートベルトの仕方を細かく規定しているわけではないので、違反と言えないとも言われ、なんとも釈然とせず。

 そもそも法律以前に、これは危険な行為。真横に結ぶ部分がないと、後ろから衝突されたときに、足から体が前に滑り出すサブマリン現象とも言われる状態になって、シートベルトをする意味がなくなってしまう。しているように見えればいいというのは自分勝手というか、そもそもシートベルトの意味がわかっていない行為だけに、面倒でもちゃんとするべき。

 知り合いでひとりだけ同じことをしている人がいて聞けば「固定されているからいいのでは?」という返事が返ってきた。つまりワザとやっている人もいれば、間違っている意識すらない人もいるということ。その知り合いにはちゃんと説明してわかってもらったが、街で見かける数というのはいちいち注意できる数ではないのは事実。引っ張って、カチッとバックルに固定するだけというのは、面倒とは言えない程度の行為だけに、間違った行動は習慣にしないほうがいい。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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