冬のアウトドアはおまかせ! 電力を自給自足できる「e-NV200ウインターキャンパーコンセプト」が欧州で発表

充電もソーラーパネルで行える本格アウトドア仕様

 日産自動車は、電気自動車の小型商用車「e-NV200」をベースに、冬のアウトドアを存分に楽しむことができるコンセプトモデル「e-NV200ウインターキャンパーコンセプト」を欧州で発表した。

 今回のコンセプトモデルは、e-NV200およびe-NV200 Evaliaをベースに、欧州限定となる「ニッサン・キャンパー・テクノロジー・ラグジュアリーキット」を架装。これによりルーフにソーラーパネルが設置され、車両の220ボルトバッテリーへの充電が可能となる。電力を自給自足することで、快適性と実用性を兼ね備えたキャンプを楽しめる。なお、備え付けのキッチンや冷蔵庫はこのバッテリーからの電力で稼働し、折りたたみ式のベッドや断熱ガラスなどの装備とともに、快適なアウトドアライフをサポートする。

 エクステリアデザインなども手が加えられている。冬の悪路でも高い走行性能を発揮できるよう、車高を上げて専用オフロードタイヤを装着。泥や雪のなかでも確実なトラクション性能と走破性を実現する。さらに、フロントの強化スチールバーにはツインスポットライトが備わり、夜間での視界確保に貢献。欧州市場に純正アクセサリーとして設定されている前後マッドガード、ドアエントリーガード、サイドバー、ラバーマットも装備している。

 もちろん、パワートレインも改良が施される。出力などは最適化し、クイックな加速力と力強いトルクを実現。また、Bモードとエコモードは、それぞれ回生ブレーキを強めることで、より効率的なエネルギーマネージメントが可能となっている。

 本格オフロード車のような雰囲気もプラスされ、迫力満点。日本でも人気の高まりそうな仕様だけに、ぜひ日本市場での市販化実現を期待したい。


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