電気代は高い? 急速充電でも速度が違う? オーナーが語るEV「充電」のリアル (2/2ページ)

- 名前:
- 小鮒康一
- 肩書き:
- -
- 現在の愛車:
- 日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
- 趣味:
- 長距離ドライブ
- 好きな有名人:
- ザ・リーサルウェポンズ
普通充電においてはゆっくりと充電が進んでいくため、充電時間が環境に左右されることは少ないが、一度に多くの電気を送り込む急速充電では、さまざまな環境によって充電量が変化してしまう。
たとえば、高速道路のサービスエリアなどに設置されている急速充電器の出力が40kWだとすると、30分間の充電で20kWの充電が可能となる。しかし、実際はそれ以下の数値に留まることが多いのだ。
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じつは電気自動車のバッテリーは熱すぎたり、逆に冷えすぎていたりすると充電効率が落ちてしまう。また、満充電に近くなればなるほど充電スピードが落ちるという特性がある。
そのため、状況によっては予想以上に充電されていなかった……ということも珍しくないのである。
日産が大々的にアピールした定額で充電し放題というプランがあったために(現在は廃止)、自宅での充電は損というイメージがあるかもしれないが、深夜帯に電気代が割引なるプランなどを利用すれば、1kWhあたり10円ちょっとで充電することができる。
つまり、40kWhのバッテリーを搭載しているリーフであれば、完全に空の状態からでも400円で満タンにすることができるという計算だ。これでWLTCモード電費の322kmは厳しくても、250km以上は走れるだろうから、コストパフォーマンスはハイブリッドカーの比ではない。