温故知新! エアコンレスの時代から学ぶクルマの「窓の曇り」を防ぐ手段とは

温故知新! エアコンレスの時代から学ぶクルマの「窓の曇り」を防ぐ手段とは

ガラスの表面をきれいにして石鹸成分を塗ると効果バツグン

 ウインドウの内側は曇りがち。とくに雨の日や湿気の多い日はなりやすくて、放置すると視界が悪くなり、運転に支障をきたすほど。そもそもなぜ曇るのかというと、原因は家の窓の結露と同じで、空気中の水分が原因。湿度というように、空気の中には水分が含まれているが、これが限界に達したときに水滴となってガラスに付着する。白く曇っているように見えるが、じつは非常に細かい粒の集合体だ。

 発生するときの条件としては、まず車内の湿気が多い場合。汗っかきな男が5人乗ってムンムンになれば、たちまち曇ったりする。さらに寒い日は空気が水分を取り込む量(飽和水蒸気量)が減るので、曇りやすくなる。

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 解消するには窓を開けて、乾燥した空気を取り込んだり、車外と車内の温度差をなくしてやればいいが、雨や寒い日だとそれもつらい。また外気導入にするのも効果はあるが、外の空気も湿気が多かったらダメだし、ヒーターだけでデフォッガーにしてもひどいときは前だけ曇りが取れて完璧でもない。エアコンをつければ除湿されて、曇りの元となる湿気も取り除いてくれるので、解決方法としては確実かつ手っ取り早いが、乾燥するのがイヤという声もよく聞かれる。

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 エアコンが豪華装備ですべてのクルマに付いていたわけでもなく、付いていても除湿効果の低いクーラーだった時代、どうしていたかに学びつつ、その対策を紹介しよう。

 まず大前提が、細かい水滴が汚れにまとわりつくようになって曇りやすくなるので、ガラスの表面をきれいにしておくこと。そのうえで、どうやって曇りの発生を抑えるかというと、石鹸成分、詳しくは界面活性剤を利用するというのが効果的だ。ガラスクリーナーのパッケージをよく見ると、曇り止め効果をあわせてうたっていることがあるが、これはクリーナー成分に界面活性剤が含まれているから。お手軽に防止したいなら、固形石鹸を水で濡らして、それをガラスの内側に塗り拡げてもいい。目安としては、泡が出ない程度で十分だ。

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 曇りを防ぐ理屈としては、細かい水滴になっているのを、界面活性剤が平滑にするから。親水作用と言うが、イメージとしては粒を潰して、ベタッと水膜にすることで視界をクリアにできる。

 エアコンのように、湿気自体を強制的に取り除くわけではないので、表面は濡れた感じで場合によっては水膜によって視界が揺らぐことがあるかもしれないが、その際はガラスクリーナーや石鹸を含ませたタオルで、拭き上げつつ、成分を塗ってやればいい。固形石鹸を積んでおくのはなかなかできないかもしれないが、ガラスクリーナーをグローブボックスに1本常備しておくといい。それがない場合、出先での緊急対応で固形石鹸を使えばいいだろう。

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