日本じゃ「マニア向け」感のあるアメ車! ヨーロッパではどんな評価? (1/2ページ)

アメ車はSUVの台頭によって存在感が高まっていった

 最近、日本で「アメ車」という表現を聞かなくなった印象がある。

「アメ車」といえば、第二次世界大戦後の1950年代から1960年代にかけて、東京周辺などで目立っていた。日本車と比べて圧倒的にボディサイズが大きく、エンジン排気量も大きく、そしてインテリアもゴージャスで、富裕層向けや高級社用車として庶民が憧れをもっていたものだ。

 ところが、70年代のオイルショックを経て、環境対策でボディやエンジンが小型化されたことで、それまで日本人が抱いてきた「アメ車感」が徐々に薄れていった。

 それが90年代から2000年代になると、日本ではまだ少数派であったSUVでアメ車の存在感が増し、シボレー「タホ」「シルバラード」、フォード「エクスプローラー」、ジープ「チェロキー」、そしてハマー「H2」「H3」に、アメ車らしさを感じた日本人が多かった。

 ところが、その後はフォードの日本撤退、FCA(当時・現在のステランティス)はジープのみの販売になるなど、日本で正規輸入車として購入できるアメ車のブランドやモデルが一気に減少していった。

 直近では、アメ車というくくりではなく、「ラングラー」や「コルベット」など、ひとつのモデルに対するユーザーの支持があるという商品イメージになっている。


桃田健史 MOMOTA KENJI

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トヨタ・ハイエースキャンパーアルトピア―ノ等
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動物たちとのふれあい
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