ついに新型の導入開始! デジタル化したゴルフが日本にもやって来た

主役は遅れてやってくる! ようやく日本でも新型ゴルフに乗れる

 フォルクスワーゲンが、8年ぶりにフルモデルチェンジした新型ゴルフの日本発売を発表した。

 新型ゴルフのトピックスは、デジタル化と電動化とドライバーアシスタンスシステム。最新のデジタル技術を投入したデジタルインターフェースを採用し、フォルクスワーゲン初となる48Vマイルドハイブリッドシステムを採用。また、ドライバーが運転中に意識を失うなど、万が一の事態が発生しても安全に車両を停止させる緊急時停車支援システム「Emergency Assist」などの最新テクノロジーが採用され、クラスを超えたハイレベルなドライバーアシストによって安全性が高められている。

 気になるエクステリアは、45年前にデビューした初代ゴルフの伝統を受け継ぎつつも、現代風にスタイリッシュにアレンジされている。特徴的なCピラーは、初代ゴルフのアイコンデザインをまさに受け継いだもので、今にも走り出しそうなダイナミックな印象を生み出している。一目でゴルフと分かるフロントデザインは、スリムになったラジエーターグリルからリヤへと伸びるシャープなスライスラインを特徴としており、各部を洗練することで、空気抵抗係数(Cd値)は先代の0.3から0.275へと低減された。これにより、燃費改善はもちろんのこと、風切り音の低減による静粛性と快適性も大きく向上している。

 新型ゴルフのディメンションは、全長4295mm、全幅1790mm、全高1475mm、ホイールベースは2620mmとなっている。

 一方、インテリアは、最新世代の通信モジュールを内蔵したVolkswagen 純正インフォテイメントシステムとデジタルメ ータークラスター「Digital Cockpit Pro」を標準装備することで、現代風に一気にデジタル化を果たした。車内にニョキッと生えていたシフトノブがスイッチ化により小型化されたことでシンプルでクリーンな印象となっている。

 パワートレインは、フォルクスワーゲン初採用となる48Vベルト駆動スタータージェネレーターとリチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを、1リッターTSIエンジンと1,5リッターTSIエンジンに設定。それぞれ1.0eTSI(81kW/110馬力)および 1.5eTSI(110kW/150馬力)として日本に導入する。48Vベルト駆動式スタータージェネレーターは、スターターとしての役割の他、小型電動モーターやジェネレーターとしての役割を果たし、車両の発進時にエンジンをサポートする形でトルクを発生することでスムーズな加速を実現している。

 また、新型ゴルフはハイレベルなドライバーアシスタンスシステムが与えられた。ゴルフには初採用となる同一車線内全車速運転支援システム「Travel Assist」や緊急時停車支援システム 「Emergency Assist」、エグジットウォーニング(降車時警告機能)など、さまざまな安全快適な機能を全車標準装備する。

 新型ゴルフは、新色のライムイエローメタリックやドルフィングレーメタリック、キングズレッドメタリック などを含む全8色。グレードは「eTSI Active Basic」「eTSI Active」「eTSI Style」「eTSI R-Line」の4種類展開となる。それぞれの価格は以下の通り。

フォルクスワーゲン ゴルフ ラインアップ
●eTSI Active Basic:1.0 eTSI(81kW)/ 7DSG:291万6000円
●eTSI Active:1.0 eTSI(81kW)/ 7DSG:312万5000円
●eTSI Style:1.5 eTSI(110kW)/ 7DSG:370万5000円
●eTSI R-Line:1.5 eTSI (110kW) / 7DSG:375万5000円

 本国に遅れること約1年半、日本でも新世代のワールドスタンダードモデルにようやく乗ることができるようになった。遅れていた分だけ期待値も高くなっているが、その期待を裏切ることはなさそうだ。


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