オリンピックによる「首都高」1000円アップがもたらす不安! 終了後に待ち受ける値上げの可能性 (1/2ページ)

ガラガラとまではいかないもの交通量の減少がみられた

 7月19日午前6時より、東京2020(東京オリンピック&パラリンピック)開催期間中、アスリートや大会関係者が首都高を利用してスムースに移動できるようにさせる必要があるとして、東京都内区間を中心に首都高の通行料金に一律1000円を上乗せすることが始まった(6時~22時/軽自動車、二輪車、普通車のうち自家用乗用車対象)。初日の様子を夕方のテレビニュースで伝えていたが、昼間の首都高で走っているクルマが数台というガラガラ状態であった。ちょうど、翌20日にクルマで都心へ出かける用事があったので実際に体験すべく自宅から首都高へ向かった。

 筆者は首都高埼玉線の与野料金所から首都高に入るのだが、20日の午前6時ごろに与野料金所へ到着すると、“入口閉鎖”という電光表示が出ており、柵や土嚢で入口は閉鎖されていた。与野料金所はそれまで国道17号線を通って都心へ向かっているクルマが初めて首都高に入ることのできるので非常に重要な料金所といっていい存在。それをいきなり東京2020のために閉鎖するとは、政府と組織委員会にとっては、われわれ庶民の生活は所詮“アウト オブ眼中”なんだなと改めて感じた。

 仕方がないので、国道17号線新大宮バイパスを都心方面へ進み、次の料金所となる“浦和南”をめざした。幸いにして“渋滞の名所”的な交差点で少し詰まった程度で浦和南料金所から首都高に入ることができた。このあたりは平時でもスムースに流れており、快適に進んだ。やがて荒川を渡り、首都高5号線に入った。テレビニュースで見たようなガラガラといったことはなかったが、高島平料金所まで渋滞らしいものがなかったので明らかに交通量が少ないのがわかった。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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