子どもや高齢者のいる家族の「重要項目」! ミニバン&プチバンの後席の乗降性は「シート位置」が肝心だった (1/2ページ)

子どもや高齢者のいる家族の「重要項目」! ミニバン&プチバンの後席の乗降性は「シート位置」が肝心だった

重要なのはシートの位置とフロアからの高さだった?

 子育て世代や、高齢者のいる家族のクルマ選びでは、後席の乗り降りのしやすさが選択の重要なポイントとなる。そこでパッと思いつくのは、リヤスライドドアを備えたミニバンやプチバン、スーパーハイト系軽自動車だろう。しかし、乗り降りのしやすさを追求していくと、スライドドアの開口部やステップの高さだけではないポイントが見えてくる。

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 じつは、クルマの後席の乗降は、ステップの低さ、段差、ドア開口部の広さ(とくに高さ)、アシストグリップの有無もさることながら、シートの位置が重要なポイントとなりうる。つまり、リヤドアから車内に乗り込む際、シートの位置が、リヤドアの開口部に対して後ろ寄りだと(意図的なパッケージング)、座ったときのニースペースは広々するものの、車内に乗ってからの足運びが多くなり、とくに子供を抱いた親や高齢者だと乗り降りしにくいと感じてしまいがちだ。

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 よって、ボックス型ミニバン、プチバン、スーパーハイト系軽自動車などの、後席スライド機構付きのクルマの場合、乗り込む際はシートスライドを前寄りにしておくと、前席のシートバックやヘッドレストに手をかけた状態で、自然に腰を下ろしたところに後席、着座ポイントがあることになり、座りやすくなる(とくにN-BOX)。結果、両側スライドドアの乗降性の良さを最大限に引き出せるというわけだ。それで膝まわり空間が狭いと感じれば、座ってからシートを後方にスライドすればいい。

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 また、後席の着座、立ち上がりのしやすさは、フロアに対するシートの高さ(=ヒール段差)も大きくかかわってくる。フロアに対してシートの位置が低いと、そもそも膝を立てた体育座り的な着座姿勢になり、太ももがシートに密着せず、お尻だけで体重を支えることになる(着座疲労の原因!?)。加えて、フロアに対するシート位置が低めだと、乗車時は腰を下ろす移動量が大きくなり、余計に腹筋を使う。降車時はもっと大変で、どこかにつかまらないと立ち上がれないのだ。ローソファから手で支えずに立ち上がるのが、元気ハツラツな人でも意外に難しいことと同じ理屈である。

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 そこで、後席の乗り降りのしやすさで言えば、フロアに対してシートが高めにセットされているクルマがいい(運転席と違ってシートハイト調整ができないため)。それならダイニングチェアのような椅子感覚で(ちょっと大げさだが)、誰もがより自然な姿勢で乗り降りしやすくなるからだ。

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