この「ちょうど良さ」が欲しかった! ワゴンRとスペーシアの「いいとこどり」スライドドア車「ワゴンRスマイル」登場 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■「ワゴンRスマイル」は両側スライドドアを装備したワゴンRの派生車種

■エクステリアはスクエアなフォルムと丸目ヘッドライトなどにより愛着とぬくもりを感じる

■搭載されるエンジンはNAのみで中級グレード以上はマイルドハイブリッドとなる

ワゴンRの弱点だった両側スライドドアをゲット

 9月10日に発売される「ワゴンRスマイル」は、両側スライドドアを装備したワゴンRの派生車種で、ワゴンRとスペーシアのいいとこどりをしたようなパッケージをもつ。それだけでも想像できる機能性の高さに加え、パーソナルユースを意識したデザイン性の良さや、軽自動車ながら”イイモノ感”がしっかり得られる高いレベルの質感が与えられている。

 注目ポイントはやはりパッケージングで、ワゴンRのサイズ感をキープしながらヘッドクリアランスを拡大し、両側スライドドアを採用したこと。中年以上の世代は今でもヒンジ式のドアの方が馴染み深いものだが、今や軽自動車の新車販売では両側スライドドア車は過半数を占める。1990年代以降に生まれた人たちは、幼少期からミニバンや軽自動車の超ハイトワゴンで育つケースが多いことから、「クルマ=両側スライドドア」というイメージが刷り込まれているので、両側スライドドアはあって当たり前の機能。むしろヒンジ式のドアのほうに違和感を覚え、不便に感じてしまうことがあるのだとか。

 中年世代のクルマ好きには驚きの事実だが、スライドドア育ちの新人類のみならず、両側スライドドアの利便性から離れられなくなった人は多い。だからといって超ハイトワゴンは背が高すぎたり、所帯染みたイメージが強すぎると感じる人も少なくない。そこで「ワゴンRスマイル」は、そういう要望に応える形で生まれた。軽自動車でありながら、自分のライフスタイルを演出できるクルマとしてスズキは提案する。

 まずエクステリアは、スクエアなフォルムと印象的な丸目ヘッドライトなどにより、愛着とぬくもりを感じられる雰囲気を演出。ボディカラーは12色と豊富で、グレードによっては2トーンルーフも選択可能。さらに4種類のスタイルコーディネイトも設定し、幅広い世代に訴求できるものとした。

 若い世代はもちろん、中年男性が独りで乗っていても違和感はないし、シニア層にも似合う大人っぽさも兼ね備えている。ファミリーカーとしても愛されやすい雰囲気だ。

 インテリアは、これまでのワゴンRとスペーシアで培ったユーティリティ性や扱いやすさを継承しつつ、質感の仕立ての良さを際立たせた印象。インパネまわりの収納機能の多彩さをはじめ、助手席のアンダーボックスやシートバックのテーブル、ショッピングフックなどの定番人気装備は抜かりなく設定。

 その上でデザイン性と質感を高めているので、乗用車から乗り換えのダウンサイジング派にも満足度の高いものになっている


マリオ高野 MARIO TAKANO

SUBARU BRZ GT300公式応援団長(2013年~)

愛車
初代インプレッサWRX(新車から28年目)/先代インプレッサG4 1.6i 5速MT(新車から8年目)/新型BRZ Rグレード 6速MT
趣味
茶道(裏千家)、熱帯魚飼育(キャリア40年)、筋トレ(デッドリフトMAX200kg)
好きな有名人
長渕 剛 、清原和博

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