多くのクルマの「純正フォグランプ」が暗い問題! 勘違い多数の「そもそもの役目」と明るくする方法 (2/2ページ)

同一車種のハロゲンに交換するという手も!

 したがって、暗くなったときに、ポジションランプとフォグランプだけで走ろうとしても明るさが足りないと思うのは当たり前のことなのだ(日没後、ヘッドライトを点灯しないのは違法になる)。

 付け加えておくと、ヘッドライトは、夜間にハイビームで前方100m先の交通上の障害物を確認できる性能、ロービームでも前方40m先の交通上の障害物を確認できる性能を有することが保安基準で定められているが、フォグランプは「他の交通を妨げないもの」というのが条件で、照射範囲の規則はない。

 というわけで、フォグランプに対し、遠方への照射が少なく、暗く感じるというのは仕方がないことなのだが、その役割を知った上で、手前の左右をもっと明るく照らしたいという場合は、フォグランプをユニットごと交換するという方法がある。

 純正LEDフォグランプは、レンズ、リフレクター、LEDが一体式になっているのが標準なので、バルブだけ交換することはできない。

 そこでフォグランプの光量を増やすには、ユニットごとの交換が必要になる。同一車種で、フォグランプがLEDではなくハロゲンランプのグレードがあれば、その純正のハロゲンフォグランプASSYに交換してしまうのが手っ取り早い。

 さらにもうひと手間かけるなら、ハロゲンフォグランプASSYに交換したあと、バルブだけ社外のより光量のあるLEDバルブに交換するというウラ技も!

 ただ雪国の場合、LEDランプだと発熱量が少なく、レンズに着いた雪が溶けないという欠点もあるので、雪国での使用を考えるのなら、ハロゲンのフォグランプのほうが重宝するだろう。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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