待望のEV第3弾が日本上陸間近! 新型アウディQ4 e-tron/Q4スポーツバックe-tronを発表 (2/2ページ)

ブレーキを踏むだけでモーターを始動できるシステムを採用

 インテリアは、センタークラスターがドライバーに向けられたドライバーオリエンテッドなデザインを採用。特徴的なセンターコンソールと専用デザインのシフターを装備し、メーターには10.25インチのアウディバーチャルコックピットを、センターには11.6インチのMMIタッチディスプレイを配置し、フルデジタルのコックピットを形成しているのが、最新のEVらしいポイントだ。

 また、アウディ初となる上下ともにフラットな形状の新世代のステアリングホイールは、物理ボタンのないシームレスなタッチ式となっている。また、フロントスクリーンには上下ふたつに分けて情報を表示するARヘッドアップディスプレイをコンパクトセグメントとしては日本初の導入となる点も見逃せない。上部には、ナビゲーションや車線逸脱警告等を、フロントガラス越しの視界に映像を重ねて約10m前方に表示し、下部には速度などの主要な情報を約3m前方に表示するという仕組みだ。

 パワートレインは、システム電圧400Vのテクノロジーを使用した総容量82kWh(実容量77kWh)の駆動用バッテリーを、前後アクスル間の床下に搭載。リヤアクスルに1基の電気モーターを搭載し、後輪を駆動。駆動用電気モーターは最高出力150kW、最大トルク310Nm を発揮。0-100km/h加速は8.5秒。一充電走行距離は516km(欧州値)という高さも注目に値する。航続距離が長いEVであれば、ガソリン車と遜色ない使用が可能だからだ。

 200Vの普通充電は、標準は3kWで、オプションとして最大8kWまで対応。急速充電はCHAdeMO規格の125kWに対応しており、例を挙げると125kWで5%から80%までが38分で充電可能(理論値)となるとのこと。

 同車は、通常とは異なるモーター始動・停止方法を採用しているとのことで、着席してスタートボタンを押す従来の方法か、もしくはブレーキペダルを踏むだけでイグニッションはONになるという変わったシステムが採用されている。停車時はサイドブレーキボタンを押し、ブレーキを離すとイグニッションOFFとなるという。なので、パーキングブレーキのボタンは採用されていない。

 走行中の回生ブレーキの強さは、パドルシフトで3段階に調整が可能。また、アウディ初のBモード(パドルシフトで最大のレベル3に相当)を備えており、アクセルペダルだけで速度調整が出来るワンペダルでのドライブ感覚も味わうことができるのが魅力だという。

 もちろん、最新の安全装備も充実しているので心配無用だ。

 価格は以下の通り。

Q4 40 e-tron 599万円
Q4 40 e-tron advanced 662万円
Q4 40 e-tron S line 689万円
Q4 スポーツバック40 e-tron advanced 688万円
Q4 スポーツバック40 e-tron S line 716万円

 最新装備や、アウディ初の機能を採用している注目のEV第3弾、秋頃の上陸を心待ちにしたいモデルだ。


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