高額車ってだけじゃない! だだっ広いだけでも違う! オーナーが後席に乗る「ショーファーカー」ってどんなクルマ? (1/2ページ)

この記事をまとめると

■ショーファーカーと呼ばれるモデルがある

■意味としては運転手付きのクルマ

■日本車だとセンチュリーが代表格

日本車ではセンチュリーが代表格

 日本ではあまり馴染みがないというか、庶民には縁がないというか。クルマの分類にはいくつかあって、そのなかのひとつがドライバーズカーとショーファーカーだ。意味としては、前者は自分で運転するクルマで、後者は運転手付きのクルマということになる。ショーファーとはフランス語で「お抱え運転手」のことで、ショーファードリブンと呼ぶこともあり、この場合はお抱え運転手が運転ということになる。

 では自分で運転するクルマとショーファーカーの違いはどこにあるのかというと、単純に自分で運転するかしないかの違いではない。もしそうだとしたら、カローラの後ろに乗って運転してもらえればショーファーカーということになってしまう。日本車だとセンチュリーが代表格で、レクサスのLSも含まれるかなといったところ。海外では文句なしにロールスロイスだろう。ファントムをオーナー自ら運転することはない。もしいたとしてもクルマとしてはショーファーカーだ。

 ショーファーカーのルーツは欧州の馬車にある。乗り合い馬車、つまり現在のバスのようなものもあったが、基本的には貴族が移動するときに使うもので、特徴としては馬車を操る御者と貴族は別ということがある。場合によっては御者は車外に乗っていたし、少なくてもメインであるキャビンとは隔てられていた。現在も皇族のパレードで馬車が使われることがあるが、御者ともどもみんな同じところに乗っていることはない。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
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レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
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