正規ディーラー直系ショップが手がけた「純正じゃ不可能」なパーツで作ったMAZDA3の破壊力が凄い!

レーシーそのものの見た目!

 2月11日(金・祝)から13日(日)までインテックス大阪で開催された「第24回大阪オートメッセ2022」で、「HM RACERS」が4号館にマツダ3ファストバックのチューニングカーを出品した。

 2016年8月に発足すると2017年と2018年の「GLOBAL MX-5 CUP JAPAN」に参戦し、2019年からは「スーパー耐久シリーズ」に参戦、2022年はマツダのスーパー耐久参戦をサポートするこの「HM RACERS」は、マツダ発祥の地・広島を商圏とし89年もの歴史を持つマツダディーラー・広島マツダ直営のレーシングチーム&チューニングショップだ。

 そんなHM RACERSのチューニングパーツは、いずれもレース由来のノウハウが注入された本格派。今回展示されたマツダ3に装着されたパーツのなかでも、軽さと冷却性能にこだわって作られた「カーボン製クーリングボンネット」や、ベース車より外径を50mmアップしたドリルドローターと6ポットキャリパーを組み合わせて制動力とコントロール性を大幅に高めた「ビッグキャリパーキット」、排気効率と軽さを追求した「リヤマフラー」は、性能のみならず視覚的にもレーシーさを感じさせてくれる。

 そして目に見えにくい所にも、性能アップに寄与するパーツが数多く装着されている。足もとには全長調整式の「車高調整サスペンションキット」、エンジンルームにはホース内での乱流発生を防ぐシリコン製の「ハイフローインテークダクト」、軽く耐久性も高い「チタンサクションパイプ」を装着。さらに、車載コンピューター本体のデータを書き換えることなく車両最大設定値までパワー・トルクを向上させる「レースチップ-サブコンGTS,Connect」も組み合わせて、乗り心地を損なうことなく走りのポテンシャルを高めているのだ。

 純正パーツでは為し得ない、“ダイナミックで自由な走り”を実現したい。そのために、自分たちが理想とする“走り”を追い求め。失敗を恐れず、何度でも挑戦する──。

 正規ディーラー直系ながら敢えて「純正パーツでは為し得ない」と明言する、HM RACERSが掲げるこの理念に、心から共感できるマツダファンならば要注目なのは間違いない。


遠藤正賢 ENDO MASAKATSU

自動車・業界ジャーナリスト/編集

愛車
ホンダS2000(2003年式)
趣味
ゲーム
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