スクープ!! 中国の「紅旗」が日本に送り込む第2の刺客「大型SUV」の「HS7」を補足した (2/2ページ)

人気のSUV投入で「紅旗」の本格的な攻勢が始まる

 このEセグメントのラグジュアリー路線には、紅旗には他にも2モデルが存在する。一台がの2013年デビューでスタイリッシュな4ドアセダンボディのH7と呼ばれるモデルで、2016年にマイナーチェンジを受けている。こちらは中国の政府関係車両などとなる公用車として重用されており、シャシーのベースとなったのは当時のトヨタ・クラウンと言われている。内装などの作り込みも豪華というよりは、シックな高級感ある仕様となっている。

 そしてもう一台こそが、今回スクープしたHS7という3列シートを持つ高級SUVモデルだ。しかも今回輸入されたHS7の1号車は、最上級モデルの3リッターV6ガソリンエンジンにスーパーチャージャーを搭載するAWD車で、タイヤ&ホイールも255/45R20インチの大径を履いていた。圧巻はその大きさで、ホイールベースは3mを超え(3008mm)、全長も5mオーバー(5035mm)の堂々たるサイズ。

 最高出力240kW/最大トルク445Nmのスペックを有し、この巨体SUVを0-100km/h加速7.8秒という性能で走りきってしまう(カタログ値)。シャシーは姉妹車とも言えるH9モデルのFRシャシーを流用しているものと思われる。

 現地にいた紅旗スタッフに尋ねたところ、このHS7はすでに購入者が決まっているという。中国から船積みされ陸揚げされたが、通関手続きのために港で数日雨ざらしになっており、車体はホコリだらけとなっていた。難波の紅旗日本本社に数分間停車したわずかな時間に、たまたま通りかかったという偶然のタイミングで撮影に成功したHS7は、すぐに日本でのテスト走行のためにスタッフが乗り込み、本社前から走り去っていってしまった。

 テストのために目の前を音もなく静かに走り去るV6エンジン搭載のHS7は、ドアとボディのチリの正確さやインテリアの質感の高さ、さらに上質な雰囲気を醸し出す演出の上手さなど、40年近く自動車雑誌を作り続けてきた筆者にもかなりの衝撃を与えたことを記しておきたい。


新着情報