最近のクルマの「グローブボックス」は小さくて取説や車検証すら入らないものも! 何を入れるのが正解か? (1/2ページ)

最近のクルマの「グローブボックス」は小さくて取説や車検証すら入らないものも! 何を入れるのが正解か?

この記事をまとめると

■助手席の前に備わる収納スペースは「グローブボックス」と呼ばれる

■手袋(グローブ)を入れておくための場所だったことが名称の由来

■何を入れておくべきか解説する

スペース確保のためにグローブボックスを縮小するモデルも

 助手席の前に備わっている、パカッと蓋を開けるようになっている収納スペースが「グローブボックス」です。昔のクルマはたびたび故障し、道端などでボンネットを開けて作業をすることが多かったことや、所有者が雇った運転手が運転することが多かったことから、手袋(グローブ)を入れておくための場所だったと言われています。

 その後、クルマの性能は進化し、故障することが少なくなるにつれて、日本では車両への積載が義務付けられている車検証や自賠責保険証、発煙筒、分厚い取扱説明書を入れておく場所として定着してきました。でもそれも、時代の移り変わりとともに変化しつつあります。軽自動車やコンパクトカーでは、室内スペースをより広く取るためにグローブボックスが縮小され、車検証が入らないほど狭いスペースしかないモデルもチラホラ。ユーザーからも、「車検証を入れてしまうと他に入れたい物が入らない」という不満の声が上がり、それを受けて日産デイズ/三菱ekクロスでは、ドアの内張に別途、車検証がすっぽり収まる専用の車検証収納スペースが作られています。

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日産デイズの車検証収納スペース画像はこちら

 確かに、車検証や自賠責保険証は車載義務があるとはいえ、そう年がら年中使う物ではないので、収納スペースの一等地ともいえるグローブボックスに入れておく必要はないのでは? という疑問の声が大きくなるのも納得ですね。そのほか、入れておくべきものとして、万が一の事故の際に必要になる任意保険証や、JAFの会員証などが挙がりますが、それも昨今はデジタル化されており、そもそも任意保険証や会員証はスマホに入っているという人も多くなってきています。

 そこで今回は、時代が変わった今、本当にグローブボックスに入れておくべきものはなんなのか? 検証していきたいと思います。

グローブボックス画像はこちら

 まずはグローブボックスを開けるシーンから検証していくと、運転席から手が届くとはいえ、姿勢が大きく乱れるため走行中に開けるのは危険です。また、助手席に誰かが座っている際には、蓋が大きく開けられないため、これも荷物の出し入れにはあまり適しません。となると、車両が停車中に、助手席に誰もいない状態で開けることが多い収納スペース、ということになります。

 次に、入れる物の使用状況や頻度を考えてみましょう。ティッシュボックスやウェットティッシュを入れる人もいますが、それらを使う際には手が汚れていることが多いので、いちいち蓋を開けて取り出さなければならないグローブボックスは、最適な収納場所ではないように感じます。テッシュを入れるという人の中には、「人に見せたくないから」という目隠しのために入れるという声もあるため、「たまに使うけど、あまり積んでいることを周囲に見せたくない物」がグローブボックスに入れる物として適していると考えます。

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 また、走行中には出さないけど、信号待ちや駐車中など、停車した際に運転席からもすぐに取り出せる物。これもグローブボックスに入れておくのに適した物に入るでしょう。逆に、駐車場に停めて離れる際に、防犯のために外から見られたくない物。これも入れておくのに適しているかもしれません。

 ただし、グローブボックス内は車内で最も高温になるダッシュボードのすぐ下にあるため、熱に弱い物、熱による危険性がある物の収納には向きません。たとえばライター、缶スプレー、CDやDVD、ポータブルバッテリー、アルコール濃度の高い除菌スプレーなどです。

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 これらの条件を踏まえ、絞り込んでいくと、いくつかの「入れるべき物」が浮かんできます。1つ目は、ETCカードです。車種によっては、そもそもグローブボックス内にETC車載器が取り付けられていることもありますが、これは防犯上からいっても理にかなっていると言えそうです。もしETC車載器が外から見えやすい場所にあるなら、駐車場に停めてクルマから離れる際には、ETCカードを抜いてグローブボックスに収納してから離れると安心ではないでしょうか。

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