ホンダの技術者が手掛けた電動立ち乗り3輪車がもはやスポーツモデル! 「ストリーモ」に乗ったら面白すぎた (1/2ページ)

ホンダの技術者が手掛けた電動立ち乗り3輪車がもはやスポーツモデル! 「ストリーモ」に乗ったら面白すぎた

この記事をまとめると

■ホンダ出身者が起業した会社「ストリーモ」が小型モビリティを発表

■3輪キックボードとなっており、公道走行も可能となっている

■民間向けにも販売されるとのことなので一般人も購入可能だ

ホンダのバイク技術者が生み出した新しい小型モビリティの衝撃

 ホンダの新事業創出プログラム「IGNITION(イグニッション)」をご存じだろうか。モビリティに限定せず、イノベーションを生み出すべく、ホンダが国内の全社員を対象としているオープンイノベーションスタイルの事業創出プログラムのことだ。

 簡単にいえば、ホンダの社員から出てきたアイディアのうち、スピンアウトして事業化したほうが有効と思えるビジネスモデルについては、外部のベンチャーキャピタルと連携して事業化を実現することをホンダがサポートするというもの。

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 これは単にホンダからの独立をサポートするものではなく、かといってホンダが100%出資した子会社にするわけでもない。将来的にホンダに取り込んだほうが成長を見込めるとなれば、M&Aによってスピンインすることも想定しているが、独立していたほうが成長するとなればそのまま事業を継続することもある。イグニッションから生まれた企業が上場するという可能性も十分にあり得るという。

 すでに視覚障害者向けに靴に仕込んだバイブレーターなどによって道案内を行うという「アシラセ」が事業化しているが、イグニッションから新たな事業が生まれた。それが今回紹介する「ストリーモ」である。

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「ストリーモ」という社名は、スモール・トリップ・eモビリティに由来するものだが、その代表を務める森 庸太郎さんは、もともと本田技術研究所で二輪の研究に携わってきたエンジニア。研究所時代は、ダカールラリーの参戦マシン開発、「ライディングアシスト」と呼ばれる自立する二輪技術の開発などをしてきたという人物だ。

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 そうした森さんの経験と、カーボンニュートラルや高齢化といった社会課題への解決が求められている時代性から生まれたアイディアが、「安心感のあるマイクロモビリティ」というものだった。

 一般にマイクロモビリティとして注目を集めているのは、電動キックボードだろう。最近、法改正も発表(施行は2年以内)され、将来的には20km/h以下で免許不要(16歳以上)の『特定小型原付』という新ジャンルのモビリティが生まれる流れになっている。

 しかし、森さんによれば電動キックボードには安心感という点において多くの課題があるという。筆者も電動キックボードに乗った経験はあるが、たしかに路面の凸凹に影響を受けやすく、小径タイヤのために段差で転倒しやすいという印象がある。さらにいえば、低速域でバランスをとるのが難しく、安定させるにはスピードを出す必要もある。

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 新カテゴリーである特定小型原付は、6km/h以下のスピードリミッターを効かせることで歩道を走行することができるという風になっているが、従来の電動キックボードでは歩行者に合わせた速度ではフラフラしてしまうのも実情だ。

 そうした課題を解決すべく、最初は森さんの自宅ガレージで開発を始めたというのが、ここで紹介するマイクロモビリティ「ストリーモ」だ。社名と同じ車名となっているが、車名の由来は『スタンディング・トリホイール・eモビリティ』。直訳すれば立ち姿勢で乗る3輪の電動モビリティということになる。

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 3輪とすることで極低速域で安定するのは容易に想像できるが、しかし3輪にはスピードを上げたときにリヤの内輪が浮き上がってしまい転倒しやすいという欠点がある。実際、3輪の自転車では8km/h程度のコーナリングで内輪がリフトしてしまうという。

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 2輪の電動キックボードは段差に弱く、低速が苦手。リジッドフレームの3輪では横Gに弱い……そうした欠点を解決するために、「ストリーモ」は生まれている。

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