スーパーカーなのに見た目は平凡! とびきり速くもない! なのにいまフェラーリF355の中古価格が爆上げしている理由を元オーナーが激白 (1/2ページ)

スーパーカーなのに見た目は平凡! とびきり速くもない! なのにいまフェラーリF355の中古価格が爆上げしている理由を元オーナーが激白

この記事をまとめると

■フェラーリF355の中古相場が高騰し軒並み2000万円以上になっている

■人気の理由は、F355が「もっとも平凡なフェラーリだから」と推測する

■F1マチック(AT)搭載車はトラブルの可能性があり1000万円以下で購入可能だ

F355はほかのV8ミッドシップフェラーリよりも高騰している

 フェラーリF355の中古相場が、大変なことになっている。6速MTで走行距離の少ないグッドコンディションの個体は、軒並み2000万円以上。頂点はついに3000万円に達した。「スカイラインGT-Rの高騰に比べたら、大したことない」と言えなくもないが、スペチアーレ(限定モデル)ではない通常販売のフェラーリとしては、かなり飛び抜けて高騰している。

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フェラーリF355ベルリネッタのフロントスタイリング画像はこちら

 F355の新車価格は約1500万円だった。最高でその2倍というのは、他のV8ミッドシップモデルと比較すると、圧倒的な値上がり率だ。

 私はかつて、F355を2度所有している。2001年にF355スパイダーを、2009年にF355ベルリネッタ(ともに6速MT)を購入した。購入価格は、F355スパイダーが1250万8000円、F355ベルリネッタは900万円ちょうどだった(ともに支払総額)。

清水草一さんのフェラーリF355スパイダーの走行シーン画像はこちら

 2009年はリーマンショック直後で、中古フェラーリ相場がもっとも下落した時期だったが、1998年式で走行距離1万キロ台、コンディションは抜群。仮にいまもそのままの状態なら、2000万円台中盤くらいか。つまり、約2.5倍だ。

 いったいなぜF355は、これほど人気があるのだろう。

 私が思うに、その理由は、F355が「もっとも平凡なフェラーリだから」である。フェラーリF355。発表されたのは1994年にさかのぼる。ホンダNSXに強い影響を受けた、この革命的に乗りやすく、扱いやすいフェラーリに、当時、私は強い反感を覚えた。

フェラーリF355ベルリネッタのフロントスタイリング画像はこちら

 フェラーリがこんなに軟弱になってどうする。フェラーリとは繊細で、壊れやすくて、走らせるだけでも大変な、飛びきり手強いクルマでなければならない。なのにF355は、丈夫で(※注/その後あまり丈夫ではないことが判明)、扱いやすくて、誰でも簡単に速く走らせることができる。こんなのはフェラーリじゃない! と。

 すべて間違いだった。

名前:
清水草一(永福ランプ)
肩書き:
-
現在の愛車:
フェラーリ328 GTS/ランボルギーニ ・カウンタック アニバーサリー/BMW 320d(先代)/ダイハツ・ハイゼットトラックジャンボ(90年製)
趣味:
原稿を書くこと
好きな有名人:
斉藤由貴、菊池桃子

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