若者は「丸目」がお好き! 昭和レトロブームにのって人気の「丸目ヘッドライト」な現行車5選 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■「丸目」が特徴的なクルマを紹介

■昭和レトロブームも後押しして若者にも丸目ヘッドライトの人気が出始めている

■60年以上伝統を受け継いでいるメーカーや車種もある

男女問わず人気の高い丸目ヘッドライトのクルマを紹介

 数年前から、Z世代と呼ばれる15歳〜24歳くらいの若者たちを中心に、昭和レトロがブームとなっていますね。どうやらそれにも関連しているのではないかと言われているのが、「若いコは丸目のクルマが好き」説。とくに女性は、丸目のクルマを見るとついつい「かわい〜」とナデナデしたくなるのだとか!?

 男性からも、「小動物みたいで愛着が持てる」「表情があって話しかけたくなる」といった意見があるようです。リアル昭和世代が見ると、ちょっと懐かしい感じがする丸目ヘッドライトのクルマたちですが、じつは現行モデルでもけっこうあります。今回はそんな、世代を超えて長く愛されている丸目ヘッドライトモデルをご紹介したいと思います。

 まずは、ホンダ初の乗用車として1967年(昭和42年)に誕生したN360へのオマージュを込めてデザインされ、新世代軽自動車Nシリーズの1台として生まれかわったN-ONE。N360が採用していた丸目ヘッドライトを継承しており、「マンマキシマム・メカミニマム」という、「人のためのスペースは最大に、メカニズムは最小に」のMM思想を実現しつつ、軽快で安定感のある上質な走行性能を叶えた、Hondaらしいモデルとして人気者となりました。

 2代目となった現行のN-ONEも、デザインはほぼすべて受け継いでいて、丸目のヘッドライトは軽では初となるデイタイムランニングランプを含む、フルLEDのヘッドライトへと進化。見た目はレトロでも、じつは先進的な技術が投入されています。

 また、パワートレインは自然吸気、ターボエンジンを搭載。見どころのひとつとなっているターボエンジンは、62馬力/104Nmと軽トップクラスのパワーを誇り、CVTのほか6速MTも「RS」に設定。1〜5速をクロスレシオ化したS660のギアレシオとの組み合わせが、爽快なシフトフィールを引き出しています。

 2台目は、7月に2代目となる新型が登場した、ダイハツ・ムーヴキャンバス。初代のコンセプトはそれまでなかった「母娘でのシェア」という使い方だったため、昭和世代には懐かしく感じ、ジュニア世代には新鮮に感じるデザインを目指したところ、丸目ヘッドライトとツートーンが特徴となる、レトロかわいいデザインとなったそうです。

 2代目もそのかわいさを残しつつ、細部が洗練されたデザインに。母娘だけでなく父と娘、母と息子でシェアするというユーザーも増えつつあることを踏まえ、今回はちょっとビターで大人っぽいデザインも用意されています。

 また、初代は自然吸気エンジンのみでしたが、新型にはターボエンジンも設定。長距離ドライブや山間部などでの走りも頼もしく進化しました。室内では、後席の座面下が引き出し式のボックス収納となっているところがムーヴキャンバスの大きな特徴。

 後席を前にスライドしておくと、運転席からも手が届いてバッグを置くのに便利です。両側スライドドアだけど後席は主に荷物置き場として使う、という新しいスタイルを提案したところもヒットの要因ですね。


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