なんと2+2シート化! F1由来の電動ターボチャージャー採用! 新型メルセデスAMG SLが凄すぎる (1/2ページ)

この記事をまとめると

■新型メルセデスAMG SLが発売

■2+2シート、ソフトトップになった

■価格は税込み1648万円

300SLをオマージュしたデザインも

 2022年10月24日(月)、メルセデス・ベンツ日本は新型メルセデスAMG SLを発表し、販売を開始した。

 新型メルセデスAMG SLは名前のとおり、AMG専用モデルとなった。社長の上野金太郎さんによると「新型メルセデスAMG SLの最大の特徴は2+2シート」とのこと。これまで2シーターのオープンカーとして歴史を歩んできたSLに、R129以来となる2+2シートが復活した。では、新型メルセデスAMG SLの詳細を見ていこう。

新型メルセデスAMG SLのエクステリア

「長いホイールベースと短いオーバーハング、長いボンネット、大きく傾斜したフロントガラス、そしてフロントセプションから大きく広がっていくボリュームあるリヤエンド、前後のフェンダーの盛り上がりや大径のアルミホイールにより、SLはパワフルに、ダイナミックになりました」とSLプロダクトマネージャーの張明代さんは語る。

 フロントグリルはAMG専用。14本の垂直ルーバーは1952年製レーシングスポーツカー、300 SLから取り入れたデザインだ。このフロントグリルは近年、AMGのあらゆるモデルに採用されているが、新型SLでは立体形状となったほか、低い位置に取り付けられることで、よりダイナミックなフォルムとしている。ボンネットに入った2本のパワードームもSLの歴史に対するオマージュとなっている。

 スリムでシャープな輪郭を持つデジタルライトが、存在感をさらに高めている。暗色の内部にあしらわれた精密なグラフィクスにより奥行を強調。また、左右それぞれ2カ所が明るく光るデイタイムランニングライトを備えている。

 トランクリッドにはリトラクタブルリヤスポイラーを採用。格納時にはボディにシームレスに統合。ソフトトップの採用によりスポーティな印象を実現したことに加え、先代と比較して約21kg軽量化。Zフォールドのソフトトップを採用することで、 高さを抑えたデザインとした。

新型メルセデスAMG SLのインテリア

 新型メルセデスAMG SLの室内は、初代300 SLロードスターから始まる伝統を現代的に蘇らせたもの。アナログ的幾何学フォルムとデジタル技術を融合した「ハイパーアナログ」というデザインが採用された。

 コックピットの12.3インチ液晶ディスプレイはバイザーのなかに収めることで、日光の反射を防いでいる。センターコンソールに配置された11.9インチのメディアディスプレイも、光の反射を防ぐために、傾きを電動で調整する機能を備えている(調整範囲12~32度)。

 またナッパーレザーのAMGスポーツシートを採用。ヘッドレストは背もたれに組み込まれており、スポーティなフォルムとなっている。

 リヤシートは日常的に使うための実用性を高めるもので、着座できる乗員の身長は150cmまでとなっている(チャイルドセーフティシート装着時は135cmまで)。リヤに座らない場合は、リヤシート背後にドラフトストップを装着することで、 室内への乱気流の侵入を防ぐことができる。

 AMGパフォーマンスステアリングに標準装備のAMGドライブコントロールスイッチは、直感操作と鮮やかなカラー液晶表示、モダンなアイコンが特徴。ステアリングホイールから手を離すことなく操作できる。またステリングホイール裏側の左右に配置したアルミニウム製パドルによって、正確で速やかなマニュアルシフトを可能にしている。


新着情報