パワーアップはやっぱりお金に比例! 愛車のチューニング5選の「向上馬力」とかかる「お金」 (2/2ページ)

ハイパワーを求めるとそれなりに費用が掛かること必至

3)タービン交換(ターボ車だけができる)=50~100馬力アップは当然、それ以上のパワーも可能になる

 ターボ車の魅力のひとつがタービン交換でさらなるパワーが可能なこと。スイフトスポーツを例にすると純正140馬力のエンジンが、タービン交換で220馬力くらいまでのアップが可能。

 大きすぎるものにするとタービンが回り始める回転が上がってしまい、低回転がスカスカの途中からいきなり加速するドッカンターボになってしまうが、それもパワー感という意味では相当パワーがあると感じやすい。費用は安いもので20万円くらい+ECUセッティング10~15万円は必須。

4)エンジンチューン=本格的にやると100万円~がスタートという途方も無い価格

 エンジンの排気量をアップさせるとか、圧縮比を上げるとかそういった本格的なエンジンチューンは、まず100万円くらいがスタート地点。どれくらいパワーアップするかは車種とメニューで大幅に変わる。

 排気量アップはパワーアップには何よりも効果的で全域でのパワーアップが可能だが、相当の費用も必要になってしまう。

5)後付けターボorスーパーチャージャー=車種が限られるが、大幅パワーアップが可能

「遅いクルマにはターボつけちゃえ!」と言われるが、現実的にはパーツメーカー製のキットがないと厳しい。エキマニをワンオフで製作してタービンをセットしてとか、スーパーチャージャーのベルトを掛けるスペースを確保してなどなどをしていくと軽くウン百万円が必要。

 パーツメーカー製のキットなら50~100万円くらい。それで50~100馬力ほど上乗せできるので費用対効果としては悪くない。ただし、先述のとおり対応車種が少ない。近年だと86/BRZなどがメインになる。


加茂 新 KAMO ARATA

チューニングジャーナリスト

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