キズがついても温めれば消える! クルマの最新プロテクションフィルムの驚愕の性能を見た

この記事をまとめると

■最新のプロテクションフィルム事情について紹介する

■XPELのプロテクションフィルムは自己修復機能が備わっており、温めることでキズが消える

■近年のプロテクションフィルムはボディを守りつつカスタマイズをできるアイテムとして進化している

最新のプロテクションフィルムの性能に驚かされっぱなし

 クルマをキズから守ってくれるプロテクションフィルム。そのプロテクションフィルムの大手メーカーであるXPELが大阪オートメッセに出展。実演でプロテクションフィルムを貼り付けると同時に、驚きの効果を来場者たちに見せていました。出展の様子と最新のプロテクションフィルム事情について紹介していきます。

プロは簡単そうに施工していく

 XPELブースで実演パフォーマンスをしていたのはアメリカから来た20年のキャリアを持つプロフェッショナル。プロテクションフィルムの施工は難しく、研修も用意されているのですが、ベテランのプロたちはとても簡単そうに施工していきます。施工に使用するのは施工時に滑りをよくする専用の液体とスキージーと呼ばれるヘラです。

 施工を終えるとツヤツヤの塗面が顔を覗かせ、なにも施工してないように見えます。

自己修復機能が備わっている

 あっという間に施工されたプロテクションフィルムですが、ここからが実演パフォーマンスの真骨頂。施工したばかりのフィルムになんとキズを付けていきます。通常、キズが付いてしまうと塗装や磨きが必要となりますが、XPELのプロテクションフィルムは自己修復機能が備わっているのです。ヒートガンで暖めると付けられたキズがどんどん消えていきます。

 また、フィルムの強さも実演。突起物で強くつついてもフィルムは破けることなく、その強度に多くの人が驚かされていました。

金額や普段のお手入れは?

 XPELのプロテクションフィルムは20万車種のデータが蓄積されており、そのデータを基に施工前にフィルムをカットするため、抜群のフィッティングを実現しています。施工金額は車両の大きさ(面積)によって異なりますが、GT-Rクラスで全面を行えば140万円程度。ボンネットやバンパーなどの前側だけならば40万円程度となっています。

 そして、気になるのが普段のお手入れや耐久性。手入れに関しては特段気にすることはないそうです。洗車機も問題なしとのこと。ただ、高圧洗浄機はあまりオススメできないそうです。また、コーティング剤の施工はプロテクションフィルムの表面がツルツルしていて、汚れも落としやすいため特段必要がない人が多いとのこと。

 それでコーティング剤を施工したいのであれば、プロテクションフィルム専用のコーティング剤が存在しています。

 耐久性は普通に使用していれば、5~7年は確実。ガレージ保管などで保管状況がよればもっと耐久年数は長くなるそうです。

愛車を守りつつカスタマイズ

 近年のプロテクションフィルムは、ボディを守りつつカスタマイズをできるアイテムとして進化しています。たとえば艶アリ塗装に施工するだけでマットカラーになるアイテム。簡単にマットカラーにできるのはもちろん、手入れが難しいマットカラーでもプロテクションフィルムならば手入れもしやすく、手軽にマットカラーにすることができます。

 そのほか、ヘッドライトにスモークを施せるプロテクションフィルムなども登場しており、愛車のキレイを維持することが可能となっているのです。


西川昇吾 NISHIKAWA SHOGO

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愛車
マツダ・ロードスター(NB8C後期型)/ボルボV40 T4
趣味
スポーツ走行、写真撮影、ネットラジオ鑑賞
好きな有名人
織田裕二、駒形友梨

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