誘導に従ったら交通違反! 最後の最後で見捨てられた! ナビに頼りすぎた人が陥るワナ5つ (2/2ページ)

トンネルでナビがフリーズしてパニック!

 3つ目は、これは古いカーナビやアプリのナビにありがちなのですが、トンネルなど地下深くに潜る道や、GPSが遮られることが多い山奥などで、ルート案内がフリーズしてしまうことがあります。地下で道が分かれていたら、どっちに行けばいいのか教えてほしいのに、動いてくれなくて困りますね。まるっきり知らない場所へ行く時には、目的地を入れた時点で、あらかじめ大体のルートを確認しておきましょう。

 4つ目は、最新のカーナビではようやく解決されてきましたが、少し前までは、首都高速道路など一般道からそのままスロープを上がって入るような高速道路では、本線に合流してもまだ一般道を走っているように表示され続けるナビがほとんどでした。これは、微細な高低差を検知することが難しかったことなどが原因で、たまたま首都高に入ったことを認識してくれても、なぜか途中で一般道にいることに変わってしまったり、その逆もあったり。降りるICに自信がない場合には、やはり事前にチェックしておくといいですね。

 5つ目は、渋滞や道路工事による車線規制はルート案内に反映してくれるナビがほとんどですが、時間帯で進入禁止や進行方向指示がある道まで全て確実に反映してくれるナビは、まだまだ多くありません。ナビが案内するからと安心しきって入って行ったら、その時間は車両通行禁止だったという話もよく聞きます。通学路で朝と午後だけ進入禁止となっていたり、時間帯によって右折禁止、Uターン禁止というところもたくさんありますので、ナビを鵜呑みにせず、標識はしっかり自分の目で確認したいものです。

 ということで、カーナビは頼りになりますが、頼りっぱなしにするのではなく、自分でも道や標識を確認してスマートに走りたいですね。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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