この記事をまとめると
■パトカーやタクシーや教習車には専用装備や専用仕様が数多く採用されている
■パトカーは専用グレードや特別なホイールや簡素化された内装といった構成となる
■教習車は専用パワートレインなど教習用途に合わせた特別な設計が施されている
一見すると一般の市販車と変わらないが……
最近、自家用車を覆面パトカー仕様にして信号無視などを繰り返した挙句に事故を起こしたという報道があったことも記憶に新しいところだが、一般の人からみれば普通のクルマと違いがないように見えるものでもパトカーやタクシー、教習車などじつは細部が異なっているモデルも珍しくないのだ。
たとえばパトカーは、現在トヨタ クラウンが最新モデルとして多く配備されているのだが、現行型ではなく旧型となる220系が現役モデルとして投入されているのが大きな違いだ。
また、交通取り締まり用の車両は2リッターターボエンジンを搭載する仕様となっているが、ホイールはカタログモデルには存在しない16インチ仕様となっており、内装も簡素化されるなど、市販モデルとは大きく異なっている。
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そもそもクラウンには「クラウン パトロールカー」というパトカー専用グレードが存在しており、ある意味これが“標準仕様”ということになるわけで、一般ユーザーが購入できるクラウンと装備が異なるのも当然といえるのだ。
続いてはタクシー仕様についてだが、古くからタクシーメーターを装着する前提で設計されたインパネが用意されていたり、事業者のコーポレートカラーに工場で最初から塗装されたりという違いがある。
地域の個人タクシー協同組合では、ボディカラーの指定やプライバシーガラスの有無などが組合規定で定められているケースもあり、その地域の販売店ではタクシー組合専用のパッケージを備えた仕様が用意されていることもあるのだ。
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最後に教習車だが、先日トヨタ教習車がフルモデルチェンジを実施し、現行型カローラセダンをベースとしたモデルに生まれ変わったことも話題となったが、全車ハイブリッドモデルのラインアップになったカローラセダンに対し、教習車のATモデルはベース車と同じ1.8リッターハイブリッドのパワートレインとなっているが、MT車は1.5リッターの純ガソリンエンジンを搭載している。
もともと現行型カローラセダンにはMTモデルも純ガソリンモデルも存在しないのだが、教習車としてはそういうワケにもいかないので、ヤリスに搭載されているエンジンとミッションを移植したというワケだ。
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このようなケースは過去にもティーダラティオをベースとした教習車に1.6リッターエンジンと5速MTが搭載されたり、グレイス教習車に1.5リッターエンジンと5速MTが搭載されたりと、決して珍しいことではない。
また過去には、全長が短すぎて教習車としての要件を満たさなかったランサーやファミリアが、輸出仕様の大型バンパーを装着して教習車として販売されるなど、意外にも教習車もスペシャルなものが多かったのである。