この記事をまとめると
■レッドブルがどんなブランドかを紹介する
■オーストリアの実業家マテシッツ氏がタイの栄養ドリンクを欧州風に味変して発売したのが始まり
■クルマ、バイク、自転車、飛行機など、さまざまなスポーツやアスリートをスポンサーどしている
近年のスポーツイベントで必ず見かける「レッドブル」
文筆業なんてやっていると、徹夜で原稿を書かねばならないこともありがち。そんなとき、筆者はレッドブルに「翼をさずけてもらう」ことがレギュラーとなって久しいもの。思えば、執筆だけでなく夜遊びや、深夜のドライブなど読者諸兄もまたレッドブルを口にした機会はちょいちょいあるのかと。
また、レッドブルはクルマやバイク、あるいはMTBやスノボといったエクストリームスポーツが好きな方にも超お馴染みのブランドに違いありません。SNSを覗いていても、そんなジャンルでは赤い牛を見ない日はないってくらいジャンジャン出てきますからね。そんなレッドブルですが、あらためてどんなブランドなのか探ってみました。
さまざまな資料からレッドブルは1984年、オーストリアで実業家のディートリッヒ・マテシッツ氏によって創業されたとされています。そもそもマテシッツ氏は、大正製薬のリポビタンDに目をつけていて(日本の高額納税者リストに同社の経営者が名を連ねていたことから)似たような機能性飲料を探しまわっていたそうです。で、レッドブル発祥の地としてマニア(笑)には有名なタイで、クラチンデーンなるスタミナドリンクを発見。噂によると牛の硬膜を原料とするタウリンと、カフェインや砂糖がドバドバ入ったドリンクだそうで、労働者たちにはもちろん、フィーバーしたい若者たちに大人気だったとのこと。
このクラチンデーンというのが、タイ語で「赤い牛」という意味だそうで、マテシッツ氏が「レッドブル」と翻訳だか、命名したというわけです。
で、タイ風味だったものをヨーロピアン好みに改良するなどしてオーストリアで発売! 当時は機能性ドリンクという概念が新しかったこともあって、まさに飛ぶように売れたとのこと。