この記事をまとめると
■クロスオーバービークルと呼ばれる種類のクルマがある
■ハッチバックやワゴンとSUVの中間に位置するジャンルだ
■この記事ではクロスオーバービークルの名車4台を挙げて解説
クラウンのクロスオーバー登場が話題!
ハッチバックやワゴンとSUVの中間に位置するジャンルと言えるクロスオーバービークル。「どこからどこまでがクロスオーバーなの?」という一部の声をよそに、車種が増え続けている。
なかでも最近話題になったのが、トヨタを代表する車種クラウンのクロスオーバー。デザインもメカニズムもこれまでのクラウンとは激変していて驚いたが、クラウンにクロスオーバーが設定されたのは意外ではないと思っている。同じぐらいのボディサイズを持つクロスオーバーはけっこうあるからだ。
そのなかでもパイオニア的存在なのが、同じ日本車のスバル・レガシィアウトバック。ルーツをたどれば約半世紀前に生まれたレオーネ4WDエステートバンに行き着く、乗用車ベースの4WDのルーツであり、ワゴン/バンをベースに車高を上げて悪路走破性を高めるという考え方は当時から不変。
水平対向エンジンなので重心が低いこともクロスオーバーでは有利。今はAWDと呼び名を変えたシステムは経験豊富だし、先進運転支援システムのアイサイトも評価が高い。クロスオーバーとしてだけでなく、グランドツーリングカーとしても満足できる1台だ。
輸入車ではアウディ、フォルクスワーゲン、ボルボ、メルセデス・ベンツがステーションワゴンベースのクロスオーバーを出しているけれど、デビューはスバルのほうが早い。つまりいずれもフォロワーだ。裏を返せば、それほどアウトバックは偉大な存在なのである。