年末よりは年始! 鉄板車種は決まっている! 少しでも高く売れる「リセールバリュー」の高いクルマの選び方 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■リセールバリューの良いクルマの選び方を解説

■中古車市場で人気の高い車種や仕様を選ぶと良い

■ボディカラーは多くの人に好まれるホワイトやブラックが有利

発売から4年以上が経ったクルマは売却時に不利

 クルマは不動産に次ぐ高額財産だから、数年間に渡って使ったあと、なるべく高い金額で売却したい。

 高値で売却できるか否かは、中古車市場の価値に左右される。中古車として高値で売却できる車両は、ユーザーが手放す時の売却額も高まる。逆に中古車として売りにくい車両は、ユーザーが売却する時の金額も下がる。

 つまり愛車を高く売りたいなら、中古車市場で人気の高い車種や仕様を選べば良い。

 一般的には、新車市場で販売の好調な車種が中古車市場でも高い人気を得ているが、需要と供給のバランスでも変化する。たとえば人気の高いコンパクトカーなどは、新車の販売台数も多く、中古車市場にも豊富に流通している。そうなると中古車でも手に入りやすいため、価格が高騰することはない。

 逆に新車販売台数の少ないスポーツカーやSUVは、中古車の流通台数も限られ、需要が大幅に上まわって中古車価格と売却時の金額を高めることがある。

 そのために高値で売却したいなら、登場してあまり時間が経過していない設計の新しい車種を選ぶと良い。フルモデルチェンジ直後の車種を買って、初回車検を受ける直前に手放すと、その時点では中古車市場の流通台数が少ないからだ。中古車価格が高まり、売却額も上昇する。逆に発売されて4年以上が経過した車種は、売却時に不利になってしまう。


渡辺陽一郎 WATANABE YOICHIRO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ポロ(2010年式)
趣味
13歳まで住んでいた関内駅近くの4階建てアパートでロケが行われた映画を集めること(夜霧よ今夜も有難う、霧笛が俺を呼んでいるなど)
好きな有名人
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