話題の「オーロラフィルム」の合法・違法の境目とは? フィルムの種類と車種によって異なる理由を「プロ」に確認した! (2/2ページ)

認定制度店で施工すればちゃんとした証明書も手に入る

 そして我々ユーザーの側はどうすればいいか。答えは簡単で、信頼できる施工店でお願いすればいい。信頼できる施工店とはなにかというと、たとえば先のゴーストフィルムを扱う会社では、リーガルゴーストショップという認定店制度を導入していて、ここであれば先に紹介した正しい測定機を完備しているので、法律をクリアした施工を行なってくれる。

 どこで貼ってもよくて、可視光透過率70%以上を確保したフィルムを貼ればOKだろう、と思うかもしれないが、自動車用のガラス、とくに輸入車では薄く色が付いていることがある。つまり、フィルム単体では可視光透過率70%以上を確保していても、ガラスとフィルムを合わせた場合、下まわってしまうことがありうる。こうなるとフィルム自体の販売会社は関係なく、法律に照らして合わせて問題ないという判断は指定の機器、PT-50かPT-500による測定しかないことになる。測定性能が曖昧な機器で測定して問題ない(その逆もあり)などというのは許されないわけだ。

 そうなると、当然、警察による取り締まりに対しても問題はないということになるし、先のリーガルゴーストショップでは施工証明も発行している。信頼できる製品を信頼できるショップで施工すれば、ゴーストフィルムを理由にした修理やメンテ時の入庫拒否や民間車検場での車検落検、さらには剥がされるという、不条理なこともなくなるわけだ。

 ウインドウフィルムは見た目によるドレスアップだけでなく、UV対策や断熱効果が期待できるなど、効果は多岐にわたるだけに、正しく使うのがやはり基本中の基本と言っていい。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

-

愛車
フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
趣味
レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

新着情報